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すごーーーくわかりやすく、インターネットマーケティングというものを書いていきます。その三十三【no.0619】

 すごーーーくわかりやすく、インターネットマーケティングというものを書いていきます。(前回はこちら

 「オムニチャネル」にとっては、販売のオムニチャネル化も物流のオムニチャネル化も、商品マスターと在庫データの一元化も、手段であって目的ではないのです。リアルとネットを融合させた「デジタルマーケティング」をおこなうための、土台づくりにすぎないということです。

 デジタルマーケティングで行いたいのは、「いまここにいるAさんが次に何をするのか?」それを予測して、最適な提案をおこなうことです。これは「リアルのデジタル化」が進まないと、実現することができません。

 レンタルショップ「TSUTAYA」を運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブと、Yahoo!JAPANがIDの連携を行っているのはご存じの方も多いと思います。カルチュア・コンビニエンス・クラブが発行している「Tカード」とYahoo!JAPANが発行する「Yahoo!ID」が連携することで、何が起こるのか、という話です。

 Yahoo!IDは、ユーザー(お客様)がインターネット上をどう動いたかのデータを持っています。「いつ、どのサイトにいき、どのページを、どれくらい見たか」というデータです。もちろん、インターネット上で「どのサービスを利用したか、どの商品を購入したか」というデータも含まれます。

 これに対して「Tカード」は、ユーザー(お客様)がリアルの世界のどう動いたかのデータを持っています。Tカードと提携しているレンタルショップ、コンビニエンスストア、スーパー・・等々でTカードを使うたびに、サービスの利用情報・商品の購入情報が蓄積される仕組みです。

 では、「Tカード」と「Yahoo!ID」。この2つのデータが組み合わさると、どんなマーケティングができるようになるのでしょうか。

 例えば、ある個人、Aさんがインターネットで映画Bについて調べたとします。Yahoo!IDのこれまでの役割としては、「Aさんが映画BのWEBサイトを見た」という情報で終わりです。Aさんは、週末の土曜日に映画Bを観にいきました。映画館でチケットを購入する際、Tカードを提示したとします。そうすると、Tカードに「Aさんが映画Bを映画館Cの何時の回に見た」という情報が入ります。

 このYahoo!IDの「Aさんが映画BのWEBサイトを見た」という情報と、Tカードの「Aさんが映画Bを映画館Cの何時の回に見た」という情報が組み合わさると、Aさんが「映画館で映画を見る」という購買行動をおこす前の、事前の行動のパターンを読み取ることができるようになります。今回の場合であれば、「Aさんがインターネットで映画BのWEBサイトを見た」というのがまさしく事前の行動パターンということになります。

 パソコンやスマートフォンが普及し、サービスの利用や商品の購入に際して、「事前にインターネットで調べる」というのが当たり前の世の中になってきました。「インターネットでどのようなことが起こると、リアルの購買行動に結び付きやすいのか」これをデータで知ることが重要です。さらに言えば、デジタルの世界は、この「リアルとネット」の行動パターンの分析を「ユーザー(お客様)ひとりひとり」に対して行うことができます。

 ネットはもちろんのこと、リアルからもたくさんのデータを取得できる自体になりました。「オムニチャネル」は「デジタルマーケティング」であり、「デジタルマーケティング」とは「個人の購買行動を丸裸にする」ことです。ですから、販売のオムニチャネル化も物流のオムニチャネル化も、商品マスターと在庫データの一元化も、あくまで手段であり、本当の目的は「顧客データの統合」なのです。

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