ECMJ(株式会社ECマーケティング人財育成)

ネットショップの運営を回すためのフォトショップ機能は5つだけ【no.1230】

 ネットショップの運営をする中で、パソコンのソフトの活用は避けられない部分だと思います。とくに、撮影した商品画像や装着画像を加工する「Photoshop(フォトショップ)」というソフトは、ネットショップ運営の序盤から立ち向かわなければいけません。

 フォトショップにはたくさんの機能が入っていますが、ネットショップを運営するために使うのは実はいくつかの機能だけです。その他の機能はよりレベルアップした画像加工をするためのもので、運営を回すためのスキルは5つ覚えていれば十分です。この5つを紹介していきたいと思います。

*画像を明るくする

 撮影した画像の明るくするためにフォトショップを使います。加工を施す画像を選び、明るさの補正をおこないます。「レベル補正」という機能で、カーソルを移動させるだけで画像を明るくすることができます。あまりに明るくしすぎると、商品の本来の色味とかけ離れていってしまいますから、注意が必要です。

*画像を切る

 撮影した画像をネットショップに掲載したいレイアウトに切ります。ネットショップに掲載する商品画像として、「できるだけ大きな画像を載せたい」ならば上下左右の余白部分を切れば良いですし、「特定の部分を大きく見せたい」ならば見せたいポイントに合わせて画像を切れば良いでしょう。

*画像を縮小する

 ネットショップのデザインや商品ページのレイアウト、規格に沿って画像の大きさを整えなければいけません。画像を拡大すると画質が落ちてしまうので、基本的には「大きな画像を縮小する」ことをフォトショップを使っておこなっていきます。「画像を切って」から「画像を縮小する」のが通常の流れです。

*画像を合わせる

 複数の画像を合わせて1枚の画像にするためのスキルです。たとえば、縦100ピクセル×横50ピクセルの画像Aと縦100ピクセル×横50ピクセルの画像Bを使って、縦100ピクセル×横100ピクセルの画像Cを作るとします。「画像を切る、縮小する」で画像AとBを作成し、縦100ピクセル×横100ピクセルの「新規のキャンバス」上にふたつの画像を載せれば、合わせた画像の完成です。

*文字を入れる。境界線を描く

 画像にちょっとした文字を入れることも、フォトショップを使って可能です。「こちらはアウトレット品になります」とか「メール便で発送可能です」などの注意事項を文字で入れてみましょう。また、画像に枠をつけたり、複数の画像を合わせた場合の境目に線を入れたりすることも画像を見やすくするために重要です。文字を入れること、境界線を入れることをポイントに覚えておいてください。

(おまけ)*シャープをかける

 いまいちピントの合っていない商品画像を撮ってしまった場合、フォトショップでシャープをかけることができます。多少シャープを使う分には有効ですが、シャープをかけすぎると明らかに違和感のある画像になってしまいます。そもそもピントの合った画像を撮れるように心がけましょう。

 ―――というような感じで、ネットショップを運営するために「Photoshop(フォトショップ)」を使っておこなうことは、実は上記の5つだけです。フォトショップにはたくさんの機能がありますが、基本的にこの5つをより深く&丁寧におこなうために活用するものになります。

 やはりソフトの活用も最初の「ゼロ→イチ」が大変だと思います。ソフトの扱いに慣れてくれば、他店ネットショップの画像をみて「どういう風に作ってるんだろう?」と疑問を持つ余裕ができます。疑問があればより技術を探るようになります。そういった流れでみんなスキルが進歩していくんですよね。

 おわり。

 

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石田 麻琴 / コンサルタント

株式会社ECマーケティング人財育成・代表取締役。 早稲田大学卒業後、Eコマース事業会社でネットショップ責任者を6年間経験。 BPIA常務理事。協同組合ワイズ総研理事。中小機構販路開拓支援アドバイザー。