著者:石田 麻琴

インターネット、デジタルマーケティングの入口とは。その3【no.1789】

(前回のつづきです)

 インターネットを活用したマーケティングを進めていくとき、果たしてどこから手をつけていけばいいか。前半のコラムでは「アナログのデータを現場から吸い上げることの重要性」について紹介をしました。デジタルマーケティングとは、マーケティングの一部をデジタル化したものなんですよね。

*情報を集約、整理すると何かがわかる

 インターネットマーケティング、デジタルマーケティングの運用サイクルを回していくとき、最初におこなうのがここまで紹介したような「データ」と「マーケティング活動」の「情報の集約と整理」です。多くの企業では、そもそもこの「情報の集約と整理」が充分にできていません。「情報の集約と整理」をするだけで、「あれってどうなってるんだっけ?」「あーそういうこともあったなぁ」「なんでこのデータが高かったんだろう」ということに気づくはずです。

 「情報の集約と整理」をおこなうだけで何かがわかります。現状のマーケティングの取り組みとデータを俯瞰して眺める環境をつくると、マーケティング活動とデータの関係性に疑問を持つはずです。「なんでこうなっているんだろう?」と、これがインターネットマーケティング、デジタルマーケティングを展開していくときのヒントになります。

 インターネットマーケティング、デジタルマーケティングで優先的に取り組んでいきたいことは、あくまで現在のマーケティングの中にヒントが転がっているのです。

*何でそうなったかがわかれば、どうしてそうなるかがわかる

 ECMJコラムで頻繁に登場する言葉に「何でそうなったかがわかれば、どうしてそうなるかがわかる」というものがあります。「何でそうなったか=結果と原因」がわかれば「どうしてそうなるか=原因と結果」がわかるというわけです。インターネットマーケティング、デジタルマーケティングも「再現性」を探す旅です。マーケティング活動とデータの関係性を見続けることで、その中から「再現性」のあるアプローチを探していきます。これが「鉱脈」です。

 「鉱脈」もインターネットやデジタルツールを活用した取り組みからではなく、まずは自社のこれまでと現在のマーケティング活動の中から探していきます。「なぜ自社のお客様は自社のお客様であり続けてくれているのか」「なぜ様々な競合の中から自社のサービスを選んでくれたのか」「どうやって自社のサービスを知ってもらうことができたのか」「ホームページに掲載しているどんな情報がお客様に響いたのか」いずれも新しいアプローチからではなく、これまでのマーケティング活動からわかることです。

 この考え方があってこそ、インターネットやデジタルツールを活用した新しいアプローチが生きます。ヒントは常に自社の中にあるのです。

*方向性が決まったらマーケティングを展開するのみ

 これまでのマーケティング活動の分析、ここが整ったところでインターネットマーケティングやデジタルマーケティングを展開していきます。これまでのマーケティング活動から「成果が出やすいと思われる『鉱脈』のポイント」も整理されていると思いますから、デジタルの力を活用してマーケティングサイクルの回転力と成果検証を回していきましょう。

 ここからは運用改善の継続です。この段階までくればインターネットマーケティング、デジタルマーケティングの運用サイクルが社内に構築されているはずです。自社で自社のマーケティングを回していってください。ECMJコンサルティングスタートパックを活用してもらえれば、この運用サイクルを3か月で社内に構築することができます。

 インターネットマーケティング、デジタルマーケティングの成功のポイントはツールを活用する「自社」にあります。