著者:石田 麻琴

ネットショップ運営者時代、毎日行っていたこと。【no.0304】

*ネットショップ運営者のときの話。

(前回はこちら

 それは2007年の4月のことでした。

 Yahoo!ショッピング店の販売責任者を任せてもらってから、半年が経っていました。「販売商品数を増やす」というツボを付くことができたことにより、ネットショップの売上は月商400万円ほどに成長していました。しかし、単純に「販売商品数を増やす」ことだけでは売上があがりづらくなってきたことを感じることもあり、「次はどうしたらいいのかなぁ」と考えながら、毎日のネットショップ運営に取り組んでいました。もちろん、その半年前は月商40万円でしたから、その頃に比べれば気持ち的にも(社内の視線的にも?)余裕はありました。

 その日、何か違和感がありました。どんな違和感かというと、「なんだかいつもより少し注文が多い」そんな気がしたのです。しかし、もちろん今までも普段に比べて注文が多い日はありました。お客様の注文するタイミングがたまたま同じ日に重なっただけかもしれません。十分あり得ることです。「こういうこともあるよなー」と、頭の中から流れていってしまうようなことでもあります。実際に私も、「なんとなく注文が多いなぁー」と思うだけで、その日の業務を終えました。

 翌日のことです。会社に出勤し、毎朝の日課にしている前日のデータの確認を行うと、明らかな異常値に気がつきました。前日のネットショップのアクセス人数(来店したお客様の人数)がいつもの倍の数字になっていたのです。前日、注文が多かった理由は、ネットショップへのアクセスが激増していたからなのです。「なんでだろう?」と思いました。なぜアクセスが突然激増したのか、それは全くわからなかったのでした。

ネットショップで毎日やっていた2つのこと

 1つは、毎朝、前日のデータをYahoo!ショッピングのシステムから調べ、自作のエクセルに書き写すこと。実は、ECMJがセミナーやコンサルティングで伝えている「実行数値管理表」は、これをベースにして作られています。といっても、元々自作のエクセルに書き写していたのは、現在の形のような「施策」と「データ」の関係性を読んでいくためではなく、あまりにネットショップへの注文がなかったので、せめて少しでも自分の励みになるようにとデータを残していたのが始まりです。

 そして、もう1つ。毎朝会社のパソコンを空けると、大量のメールが落ちてきます。社内の日報や連絡事項、取引先からのメール、楽天市場店の注文メール、お客様からの問い合わせ・返信メール、多量のスパムメールも落ちてきます。当然、メールのグループ分けをして、確認をしやすくしておくのですが、出勤直後、メールに目を通すか、もしくは「既読」の処理をするか、メール自体を「削除」するかして、メールボックスに「未読」状態のメールが1つもないようにしていました。(この1つもない、というのがポイントです)

 これは、Yahoo!ショッピングの運営を始めてからではなく、業務効率化のために以前からやっていたことでした。一度、全てのメールを「既読」にしておくと、新しく送信されてきた「未読」のメールの見逃しがなくなります。メールが落ちてきた瞬間に確認できるようになるので、重要なメールへのレスポンスも早くなります。これ、やっていない方はぜひやってみてください。仕事のスピードが格段に上がりますから。

 そして、この後者のメールチェック法を、Yahoo!ショッピングのネットショップを始めてからは、ネットショップの注文メールを確認することに役立てていました。出勤してから一度メールをすべて「既読」にし、ブラウザの読み込みのタイミングやエクセルを立ち上がるタイミングなどで、合間合間にメールを確認します。メールが落ちてくると、「Yahoo!ショッピングに注文よ来い!」と念じていました。注文のメールが落ちてきたら、すぐに「何の商品が売れたか?いくらの商品か?」を確認します。そんな感じで、毎日仕事を進めていました。

 そして、これを続けていると、ある「素晴らしい」ことがわかるようになるんです。

つづきはこちら