著者:石田 麻琴

ネットショップ運営担当者のときの話。【no.0274】

(2014年のコラムです)

 商工会議所さん等々で講演をさせていただくと、「ありがとうございました!次は、石田さんがネットショップをやっていた頃の話も聞きたいです」みたいな意見をもらうことがあります。特にしがらみとかはないので、すべてお話して大丈夫な話ではあるんですが、もうすでに10年以上前のことになってしまうので、今とは市場の環境が違い過ぎて、あんまり参考にならないかなぁと思っています。いつもお話ししているとおり、現在のネットショップの方が、2007年ごろのネットショップに比べて、はるかに難しいのです。そして、未来のネットショップはさらに難しくなると思います。

 ということなので、どこまで参考になるかわかりませんが、私がネットショップの運営者をやっているときに、どんなタイミングでどんなことに気づいて、どう改善して売上に繋げていったのか、というところを書いていきたいと思います。ホント、いまの市場では通用しないことばかりだと思うので、「何でそんなことを考えたのか」を参考にする視点で読んでみてください。あくまで、今もこれで売上が上がるとは思われないように・・。

 最初の話は、商工会議所さん、企業さんでの「ネット通販のデータ活用」についての講演で、いつも最初にお話ししている内容です。なので、もしかしたら聞いたことがあるかもしれません。では、はじまりはじまり。

 私は、Eコマース事業をしている会社に2005年の7月に入社しました。1980年生まれなので、25歳になる年ですね。恥ずかしながら、実は大学を卒業してから就職せずフリーターをしており、初めての社会人が前職の会社でした。さも新卒入社みたいな顔をしていましたが、実は中途入社でさえもない、いわゆる既卒入社なんですね。そんな私は最初の1年間、ネットショップのバックヤードの仕事を中心に担当をしていました。

 細かく言うと、当時はかなり仕事の幅が広く、まずは注文の処理・管理と商品の発注業務。商品の発注・入荷の業務に付随して、取引先(仕入れ先)との窓口。取引先にある商品の在庫確認なんかを毎日やっていましたね。あとは、発送データの管理。自社発送のデータをデータベースで管理したり、お客様に発送しましたメールを送ったりする仕事ですね。そして、ネットショップのページの作成・更新の仕事。あとは、モバイル用ネットショップ(当時はガラケーだった!)の運営のサポートをやっていました。ネットショップの7つの業務でいうと、「仕入れ」「更新」「受注管理・DB管理」「物流」の4つの仕事を担当していたんです。特に、新商品をウェブサイトにアップする金曜日は、本当に地獄でした。(仕事のスピードを身に付けられた、とも言えますが・・)

 で、です。Eコマース事業を運営している会社で働いている限りは、やっぱり売上を持つ仕事をしたいわけですね。ネットショップの運営責任者、Eコマース業界的にいうと「店長」なんて呼ばれる役職です。特に、前職の会社では、インターネット広告の選定と出稿をする仕事が社内の花形業務になっていて、その仕事は会社のスタッフの中でも3人の店長しかできない仕事だったんですね。社長と他2人の合計3人。だから、私は入社してから積み重なる仕事を頑張りつつ、「オレも店長やりたいなー」と思っていました。やっぱり「受注処理を担当してます!」っていうよりも、「店長やってます!月商●●万円です!」みたいな方がカッコイイと思っていたから。

 だから、入社してから1年経った2006年の8月に、社長に相談したんですよ。店長の仕事をやらせてくれないかって。そうしたら、なぜかちょっと渋っているところもあったんですが、「今の仕事をやりながらでいいならやってもいいよ」と。そして、開店休業状態になっていたYahoo!ショッピングのお店を持たせてもらうことになったんですね。

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