著者:石田 麻琴

オンラインショップ運営者時代、ホントに注文がこなかった‥【no.0283】

 オンラインショップ運営者時代、ホントに注文がこなかった‥。(2014年のコラムです)

 オンラインショップ運営担当者のときの話。(前回はこちら

 前回のつづきです。

*Yahoo!ショッピングの販売責任者を担当することに

 2006年8月、社長と話し、Yahoo!ショッピングを担当させてもらうことになりました。元々、楽天市場に出店ブランドのチャネル展開として立ち上げたYahoo!ショッピング店。担当者がモバイル店と兼任していたため、ショップが放置された状態になっていました。なので、夏でも「雪モチーフのジュエリー」企画がトップページに上がっていました。(それでも、時たま注文が入っていたのが不思議だったのですが・・)

 8月の最終週に土日出勤。ECサイトの形式を楽天市場のサイトと同じように整えました。商品数は全然カバーできませんでしたが、ひとまず体裁は整えました。そうすればショップにアクセスしたお客様が、「この店、更新された」と思ってくれる。オンラインショップの中を回遊して、買ってくれる可能性があるじゃないですか。そう思って、まずは見た目をきれいにしました。思えばこの考えが勘違いだったんですが、それはこの3ヶ月後に知ることになります。

*雪だるま式に注文が入ってくる、と思っていたが

 そして、9月から本格的にオンラインショップの運営が始まりました。しかし、もうホント、注文が来ないんですよ。1日に1件の注文がくるか、こないか。振り返ると「注文なかったなぁ」と思うんですが、当時はそれが普通と思っていました。日々オンラインショップを運営していく中で、自然にお客様が増えていく。そしてリピーターが増えていって、雪だるま式にどんどん売上が拡大していく。だから、いま1日に1件の注文しかないのは普通でなにも悪くない。そう思っていたんですね。

 たしか、初月の2006年9月の売上が40万円だったと思います。そして次の月、10月が60万円くらい。大体、週の売上が10万円から15万円くらいを右往左往していました。時たま、なぜか高額の商品を買ってくれる方が現れる。なぜか大量の注文(ニセ注文みたいなのも多かった)がある。そうすると、週の売上が20万円とか25万円とかになるわけです。その度に、「おー、売れた」と思いながらオンラインショップを運営していました。

*私の人生を変えた、運命の日

 そのころ、毎週火曜日に、販売責任者の売上報告会議をやっていました。出席者は、社長とバッグのオンラインショップ担当の責任者と私の3人。「先週の売上はいくらでした。今週はこれをやります」みたいなのを話すわけです。当時、売上の大部分は社長とバックのオンラインショップの責任者が持っていました。なので、私はミーティングの最後に「え~、先週の売上は20万円でした。まとめ買いをされたお客様がおり、少し売上が上がっています。今週は、お月見の企画をアップして、週末にメルマガを流そうと思います」みたいなことをちょこっと話すくらいでした。

 そこになにも悪気はありません。自分としては、少しずつでも売上が上がっているという認識でした。いつかどこかでアクセスが跳ねて、売上になって返ってくる。何が理由なのかわからないけれど、きっと何かが起こるのだろうと思っていましたから。

 で、忘れもしない11月のある週の売上会議のことです。この日がなければ、私がいまこうしてコラムを書いていることもなかったと思います。私の人生を変えた、運命の日が訪れたのです。

 つづきはこちら

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