著者:石田 麻琴

注文メールを見続けることで、1日の注文の流れを感じる。【no.0311】

 ネットショップ運営者のときの話。(前回はこちら

 毎朝、前日のネットショップのデータを自作のエクセルに書き写すこと。そして、ネットショップの注文メールをリアルタイムに把握すること。ネットショップの店長を初めてから、この2つを習慣として徹底的に行っていました。とはいえ、これがとても効果があることだとは全く知らずに何となくやっていたのですが・・。

*1日のネットショップの注文の流れが自然に把握できる

 この、ネットショップの注文メールをリアルタイムに把握することを毎日やり続けていると、素晴らしいことができるようになります。1日のネットショップの注文の流れが、息を吸うように、自然に把握できるようになるんです。意味がわかりづらいと思うので、具体的に説明します。

 朝、会社に出勤してパソコンを空けると、メールが落ちてきます。前日、退勤してから今日出勤するまでに送られてきたメールです。ネットショップの注文メールは、退勤してから出勤するまでの約14時間ほど(20時に退勤、10時に出勤したとして)分のメールが落ちてきます。まずは前日分の注文メールを確認し、当日分の朝10時までの注文メールを確認します。そして、当日分の注文メールの数を調べます。これが10時に出勤して毎日行う習慣です。

 ある日は10時までに10件の注文メールがきていたり、ある日は6件しか注文メールがきていなかったたり、またある日は15件の注文メールがきていたり、ほんのわずかな違いではありますが、毎日続けていると数字の変化が感覚として感じられるようになってきます。「今日は注文メールが多いな。前日の夜にメールマガジンを流したからか」。「今日は注文メールが多いな。前日の夜にメールマガジンは流さなかったのに」。というように、「注文メールの数=結果」とその「原因=?」を自然に考えるようになってくるのです。

 出勤時にどれくらいの注文メールがきているかを把握した後は、その日の退勤の時間までリアルタイムでの注文メールの確認を続けます。その確認をしていく中で、朝10時の出勤時、お昼の13時(昼食に出る前)、夕方の16時、18時、そして退勤前の20時というように、1日に5つのポイントを設けて注文メールの数をチェックしていきます。そうすると、こちらもやっぱり、「今日は注文メールが多いな」とか「今日は注文メールが少ないな」とか、自然に感じるようになっていくんですね。そして、18時の注文メールのチェックポイントの時点で、「今日は40件くらいだろうな」という着地の予測もできるようになってきます。

*なんだかいつもより注文が多い気がする

 そんなことを毎日していましたので、数字の変化には非常に敏感になりました。2007年の4月に起こった、「なんだかいつもより注文が多い気がする」も、そんな中から感じられたことです。その日は「なんでだろう」と思っただけで終わってしまったのですが、翌日にデータを確認すると、やっぱりアクセス人数がいつもの倍くらいに増えています。「昨日、やっぱり何かあったんだ」と思っていたのですが、その数日後、また同じような事態に遭遇することになったのです。

 最初に違和感をもった日から、2日後か3日後くらいだったと思います。朝、出勤したときから注文メールの数がいつもより多く落ちていました。また、出勤後からも、いつもより注文が入るスピードが早い気がします。ここは思い切ってと、Yahoo!ショッピングの担当者さんのところに電話をかけました。電話がかかってくることが多く、自分からかけることが少ないので少し緊張しました。

「すいません。いつもより注文の数が多い気がするんですけど。2-3日前にも同じようなことがあって、その日はアクセス人数がすごく増えていたので、何か原因があると思うんですが、ちょっと自分で調べてもわからなくて・・」

 担当者さんは非常に親切で、「ちょっと待ってくださいね。調べてみます!」と言って一旦電話を切り、その10分後くらいに電話をかけてきてくれました。

「石田さん、注文が多い原因がわかりました。それは・・」

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2 コメント

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