著者:石田 麻琴

石田さんは「B美とマイドルズ」を結成することにしました。 【no.0156】

(前回のブログを読まれていない方は、まずこちらからお読みください)

 石田さんは悩んでいました。B美さんは有名になった、B美さんの認知が上がるにつれて、マイドルの人気投票オーディションも知られるようになった。でも、もしB美さんがいなくなったら、マイドルはどうすればいいのだろうか・・。

 石田さんは、B美さんを中心としたマイドルのグループ「B美とマイドルズ」を結成することにしました。メンバーはB美さんと、マイドルのアイドル候補生の中から2名を選ぶことにしました。マイドルサイトのデータから、マイドルズに選ばれそうな候補者は何となくわかっていたのですが、より話題性が高くなるように、あえて、新しい人気投票をすることにしました。B美さん以外の、499人全員がマイドルズのオーディションに出ることになります。

 マイドルズのオーディションを始めるにあたって、石田さんはあることを考えました。今まで、マイドルのサイトのデータから、アクセス人数や投票数、コンバージョン率、ユーザーのサイト滞在時間、ページ閲覧数、新規・リピートの比率、参照サイト、検索キーワード、利用端末、直帰率、ページ別アクセス数などは毎日把握していたのですが、マイドルのサイトにアクセスしてくれているユーザーさんがどんな方か、全くわからなかったのです。それに気づくと、石田さんはアチャーと頭を抱えました。

 そこで、石田さんはマイドルのオーディションを開催するにあたって、2つの施策をほどこすことにしました。1つは、マイドルズの投票をする際に、ユーザーはマイドルズ会員IDをつくり、いくつかのアンケートにこたえなくてはいけないこと。もう1つは、マイドルズのオーディション結果は、オンライン上での発表ではなく、水道橋ラグーアでの発表にすること。この2つです。投票の際に、アンケートにこたえたユーザーの中から抽選で、水道橋ラグーアでの結果発表イベントに参加できるようにしました。

 マイドルズのオンラインオーディションは大いに盛り上がり、結果発表の日を迎えることになりました。投票の際に、ユーザーに会員IDをつくってもらったことによって、マイドルサイト上でのユーザーの行動履歴を追えるようになりました。会員IDをつくったユーザーは、1日に1度はマイドルのサイトにアクセスしている(しかもB美さんのブログページに80%以上がアクセスしていた!)、いわばロイヤルカスタマーの方々です。そして、石田さんが水道橋ラグーアで行われる結果発表イベントに呼んだのは、実は・・B美さんのファン100人だったのです

 B美さんを除いた499人の中から2名を選ぶためのオーディションです。ユーザーさんにはマイドルズを選ぶために、会員IDを取得してもらい、アンケートにもこたえてもらいました。そして、水道橋ラグーアでのイベントも、マイドルズの結果発表がメインのイベントです。それでも、石田さんは、会員データから、B美さんのブログに頻繁にアクセスしている人だけを100人チョイスして、その100人をイベントに呼ぶことにしたのです。マイドルズのために会員IDをつくったユーザーではなかったのです。

 石田さんの考えはこうです。マイドルズ2名を選ぶオーディションがいくら盛り上がろうと、マイドルの中で圧倒的に人気・知名度があるのはB美さんだ。マイドルズの2名は、候補生499人の中から選ぶのではなく、B美さんのファンが支持する候補生の中から2名を選ぼう。B美さんという、この芸能事務所の尖がりをより明確にするためにも、B美さんのファンが「第二のB美さん、第三のB美さん」と思っている候補生をマイドルに選ぼう。と。

 マイドルズオーディション、そして、この結果発表イベントでさえ、マイドル芸能事務所のマーケティングの一環だったのでした。

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