ECMJ(株式会社ECマーケティング人財育成)

「カイゼン」によって解決できる市場か、戦場を変えた方がいいのかを見定めよう【no.0573】

 さて、土曜日なのでブログのまとめです。

 前回に引き続き、「すごーーーくわかりやすく、インターネットマーケティングというものを書いていきます」シリーズをまとめていきます。今回は「その十六」からのスタートです。ぜひまとめ読みされてみてください。

・すごーーーくわかりやすく、インターネットマーケティングというものを書いていきます。その十六【no.0501】

 「化粧品を売りたい」事業者がインターネット広告をかける場合、全国の「化粧品を売りたい」事業者との顧客の奪い合いになります。自社のサービスを利用する見込顧客を、いかに最適に獲得できるかがマーケターの「腕」ということになりますが、自らの「カイゼン」の他に、ビジネスの成果を大きく左右するものがあります。それが「市場」というものなのです。

・すごーーーくわかりやすく、インターネットマーケティングというものを書いていきます。その十七【no.0507】

 たとえば、オンラインショッピングモールのYahoo!ショッピングの出店店舗数は、この1年半で10倍以上に増えました。出店費用とロイヤルティが無料になったことで、出店のハードルがグッと下がりました。しかし、これが「ネットショップ出店が成功しやすくなった」かというと、別の問題です。出店店舗数は10倍になっても、お客様の数は10倍にはならないのです。「カイゼン」で解決できる市場なのか、そもそも戦場を変えた方が良いのか、それを見定める力も必要ですよね。

・すごーーーくわかりやすく、インターネットマーケティングというものを書いていきます。その十八【no.0513】

 これをインターネット広告の市場に当てはめて考えるとどうでしょうか。例えば、SEO対策(検索対策)です。WEBサイトを作る事業者、ネットショップ・WEBサービスを始める事業者は、これまでもこれからも増えていくでしょうが、検索結果においてユーザーが閲覧するページは、せいぜい2ページ目・3ページ目までです。全国津々浦々の「サービスを知ってもらいたい」事業者が、こぞって検索結果の上位を目指しているようなものなのです。

・すごーーーくわかりやすく、インターネットマーケティングというものを書いていきます。その十九【no.0521】

 WEBサイトは「半永久的に増えていく」が、インターネットを利用する人・利用する時間は「半永久的に増えていく」わけではない、この事実を腹の底から押さえておくことが大切です。そしてもうひとつ、インターネット広告を考えるときに頭に入れておきたいのは、インターネット広告の配信対象のセグメンテーションについてです。インターネット広告は「利用してくれそうな人」をデータで絞り出す、「一本釣り」の方向にテクノロジーを進化させています。

・すごーーーくわかりやすく、インターネットマーケティングというものを書いていきます。その二十【no.0527】

 インターネットから取得できるデータを活用することで、ユーザーをセグメンテーションし、たったひとりのユーザーに向けた最適なマーケティングを実現することができます。いわゆる「1to1(ワントゥワン)」というものです。このマーケティングを行うためには、「顧客(属性)データ」「注文(受注)データ」「行動履歴データ」という3種類のデータを蓄積することが必要です。

・すごーーーくわかりやすく、インターネットマーケティングというものを書いていきます。その二十一【no.0535】

 「顧客(属性)データ」は、会員登録時やサービス利用時の入力によりある程度情報を蓄積することができます。しかし、通常のフローの中では任意の入力情報となる「生年月日」「性別」「出身校」「趣味」などについてはデータを取得するのに少々の工夫が必要です。このような顧客属性・趣味嗜好のデータを取得するために、3つの方法からアプローチをしていきましょう。

 「すごーーーくシリーズ」つづく。

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石田 麻琴 / コンサルタント

株式会社ECマーケティング人財育成・代表取締役。 早稲田大学卒業後、Eコマース事業会社でネットショップ責任者を6年間経験。 BPIA常務理事。協同組合ワイズ総研理事。中小機構販路開拓支援アドバイザー。