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すごーーーくわかりやすく、インターネットマーケティングというものを書いていきます。その十三【no.0479】

 すごーーーくわかりやすく、インターネットマーケティングというものを書いていきます。(前回はこちら

 前回はインターネットマーケティング(WEBマーケティング)において、外部のソリューションを活用する場合、どのようなことに気をつければ良いかについて説明をしました。本格的にインターネットマーケティングをスタートしようとするときですから、ソリューションの選択と判断の基準すらない場合も多いと思います。

 身の回りの信用できる知人・友人にアドバイスをもらいながら、ご自身の「原則」を大切にして、パートナーを選ぶのが良いですね。とにかく、「美味しい話」にはのらないことです。このご時世、もうすでにいないとは思いますが、「ホームページを作っただけで、問い合わせがジャンジャンきた!」「ネットショップを作っただけで、全国から注文が!」なんてことはないですからね。

 SEO対策(検索対策)やリスティング広告(PPC広告)の他にも、インターネット広告の類は様々あります。アフィリエイト広告やメール広告、バナー広告なんて言葉は、もしかしたら耳にしたことあるのではないでしょうか。最近だと、アドネットワーク広告やDSP広告、動画広告、記事広告なんていうキーワードも聞いたことがあるかもしれません。

 当たり前ですが、これらはインターネット広告として括られます。SEO対策(検索対策)もリスティング広告(PPC広告)もアフィリエイト広告もアドネットワーク広告も、すべてインターネット広告です。違うのは広告の表示方法や課金の方法です。全部インターネット広告という点では変わりがありません。当たり前すぎるほど当たり前ですね。

 なぜ当たり前なことを書いたかと言うと、キーワードに踊らされて欲しくないからなんですね。インターネットマーケティングの知識が乏しいと、どうしても「流行の」キーワードに流されがちになります。本屋さんにSEO対策(検索対策)の本が並んでいたら、「うちの会社もSEO対策しなきゃ!」と思い、ネットで「アドネットワークの時代」という情報を見たら、「うちもアドネットワークしなきゃ!」と思い、お隣の会社がfacebook広告を始めたと聞けば、「うちもfacebookやらなきゃ、広告ださなきゃ!」となる、と。

 インターネットマーケティングをきちんと整理して学んでおかないと、末端にあるキーワードばかりに気を取られてしまいます。末端のキーワードが「花」だとすれば、インターネット広告という括りは「枝」です。そして、「枝」の先には「幹」があります。「幹」は例えるなら、「戦略」でしょうか。「幹」の下には「根っこ」があり、「根っこ」は「理念」というのが良いでしょうか。

 表からは見えないけれど、深く根付いた「思い=理念」がまずあり、太くて強い「戦略」の「幹」があり、その「戦略」に対する「手段」が、「枝」のひとつである「インターネット広告」であって、そして、「インターネット広告」の中のさらに具体的な施策として、SEO対策(検索対策)やリスティング広告(PPC広告)やアフィリエイト広告やアドネットワーク広告があるわけです。

 これと同様に、前回のブログでも書いたような、「インターネット広告」「ウェブサイトの制作」「システムの構築」なんていうのも、「戦略」という「幹」から伸びている「枝」の1つ1つに過ぎません。すべて「手段」の1つなんです。あくまで「目的が何か」ここを抑えておくことが大切になります。ですから、「うちはSEO対策(検索対策)とアフィリエイト広告、どっちをやった方がいいんだろうか?」「うちもfacebookページを作った方が良いのだろうか?」などと、キーワードに踊らされないことです。

 はっきり言ってしまいましょう。「キーワード」を作ると商売になるんです。だから、みんな「キーワード」を作ろうとするんです。どの業界でもそうですよね。

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石田 麻琴 / コンサルタント

株式会社ECマーケティング人財育成・代表取締役。 早稲田大学卒業後、Eコマース事業会社でネットショップ責任者を6年間経験。 BPIA常務理事。協同組合ワイズ総研理事。中小機構販路開拓支援アドバイザー。