ECMJ(株式会社ECマーケティング人財育成)

すごーーーくわかりやすく、インターネットマーケティングというものを書いていきます。その十四【no.0486】

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 では、インターネットから自社のウェブサイトにお客様を集めるため、ユーザーがGoogleやYahoo!の検索エンジンを使ってキーワード検索をした際に、自社のウェブサイトのページが検索結果の上位に表示される「SEO対策(検索対策)」もしくは、ユーザーがGoogleやYahoo!の検索エンジンを使ってキーワード検索をした際に、そのキーワードに関連して検索結果の上位に自社のウェブサイトのページを表示させる「リスティング広告(PPC広告)」を使ってみようと思ったとします。

 ここではSEO対策(検索対策)やリスティング広告(PPC広告)といった集客手段をメインにして話を進めていますが、アフィリエイト広告やメール広告、アドネットワーク広告、バナー広告、DSP広告など、広告の種類は問いません。インターネット広告という「お金を使う」手段を使って、自社のウェブサイトにお客様を集める、そのことを指していると捉えてください。

 私からの提案です。自社のウェブサイトのアクセスを増やしたい。インターネットから新しいユーザーを取り込みたい。じゃあ、インターネット広告の活用だろう。という風に、短絡的に考えることは、まずやめておいた方が良いと思います。インターネットマーケティングを進めるに当たって、どのようにインターネット広告もしくはその他の「手段」の選択に繋げていけば良いか、解説をしていきます。

 ここからの話は、自社のウェブサイトを運営している担当者、つまり自社の人間(これを読んでいるあなた)が考えなければいけないことです。外注の専門家は「手助け」をしてくれるかもしれませんが、あくまでここは「自分」の責任であることを忘れないでください。

 まず、最初に考えることです。はたして、自社のウェブサイト、もしくはウェブサイトで紹介している商品やサービスは、お客様に検索されるのか、否か。もし検索されるのであれば、どのようにお客様に探されるのか。そこから考えていきましょう。

 インターネットというのは「検索」の世界です。ここは、一度、「自社のウェブサイトにアクセスして欲しい!自社のサービスを知って欲しい!活用してほしい!」という立場から、普段、パソコンの前でインターネットサーフィン(死語?)をしている「ユーザーとしての自分」を想像してみましょう。

 どんなときにパソコンを開くか、また、どんな時にGoogleやYahoo!といった検索エンジンを使って、インターネット検索をするかです。パソコンを開くときは、文章を書いたり、表計算をしたりといった使用をしているときではなくて、もちろん、インターネットをするためにパソコンを開いたときをイメージしてください。

 100%とは言えないかもしれませんが、「いまテレビに出ているこの人って、どんな人だっけ?過去に離婚していたような気がするな。調べてみよう」、「結婚式場の見積もりが高すぎる気がするんだけど、なんとかして落とす方法はないだろうか。ついでに、他の方のレビューも調べてみよう」、「○○さんのブログはそろそろ更新されているかなー。探してみよう」というような、ユーザー自身の中での課題や疑問や興味によって、「インターネット検索」という行動が起こるのではないでしょうか。

 ここでのポイントは、「インターネット検索」という行動は、あくまでもユーザー自身の何かしらの「欲求」によって起こるということです。これがインターネットマーケティングを考える上での、まずベースとなるシンプルな理屈です。逆に言えば、ユーザー自身に「欲求」がなければ、「インターネット検索」という行動は起きない、ということになります。

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ishida

石田 麻琴 / コンサルタント

株式会社ECマーケティング人財育成・代表取締役。 早稲田大学卒業後、Eコマース事業会社でネットショップ責任者を6年間経験。 BPIA常務理事。協同組合ワイズ総研理事。中小機構販路開拓支援アドバイザー。