著者:石田 麻琴

ネットショップの運営を企業の研修にしよう!その一【no.1226】

 ネットショップの運営には、仕事に必要な要素がすべて詰まっています。

 

そしてそのすべてを最少人数の1人で回すことができます。つまり仮想経営です。ネットショップという箱を使って、ゼネラリストとしての個人の能力を養うことができるのです。

ネットショップの運営を企業研修にしてはどうか、という話です。(興味がある方はECMJに連絡してくださいね)

WEBサイトの運営というといくつかのパターンがあります。いわゆるホームページ、会社の情報を紹介する「コーポレートサイト」。Eコマース(物販)ではないサービスを販売する「サービスサイト」。画像や動画でサービスの価値を高める「ブランドサイト」。そして情報発信をメインにした「メディアサイト」。これらWEBサイトの線引きはそれぞれ曖昧な部分もありますが、いずれかのWEBサイトを運営しているという会社は多いと思います。

しかし、コーポレートサイトでもサービスサイトでもブランドサイトでもメディアサイトでもなく、ネットショップ(=ECコマースサイト)の運営を「企業研修」にすることがもっとも学びにつながる理由があります。

*デジタルとアナログのどちらも学べるから

ネットショップはデジタルだけではありません。ブランドサイトやメディアサイトは基本的にWEBサイト上で情報が完結します。コーポレートサイトやブランドサイトも、問い合わせや特別にアポイントの連絡などがあるならばリアルとも関係しますが、インターネット上だけで完結するパターンが多いはずです。

しかし、ネットショップはそうはいきません。Eコマースは「物販」ですから、インターネット上からお客様に商品を注文いただいた後、商品をお客様に発送しなければいけません。そこに「モノ」が存在します。「物流」という仕事が存在します。商品在庫をどう配置すればわかりやすいのか、どういうラインをつくれば効率的に梱包作業ができるのか、などという「アナログ」の改善が関わってきます。

もちろん、物流業務をアウトソーシングした場合でも、定期的に物流倉庫を訪れて、さらに物流作業を効率化するために自社がどういった改善ができるかを考えなくてはいけません。

*在庫の概念を学ぶことができるから

「物販」であるということは「モノ」の動きがあるということです。ネットショップをおこなうならば商品を用意しなければいけません。自社オリジナルの商品を作ったとしても、他社から商品を仕入れたとしても、受注発注の形式でネットショップを運営したとしても、どこかで必ず商品の「在庫」が出ることになります。受注発注の形式でも、お客様からの返品や交換の商品在庫はどこかで発生するのです。

会計上、お金の動きは3パターンに分かれます。ひとつは「出ていくお金」。従業員への給与やオフィスの賃料もそうですし、取引先への仕入れ金額もそうです。もうひとつは「入ってくるお金」。基本的には売上ということになります。事業によっては補助金みたいなものもあるかもしれません。さらにもうひとつは「寝ているお金」です。この「寝ているお金」こそ在庫です。

在庫は「まだお金になっていないお金」です。出ていくお金でもなければ、入ってくるお金でもありません。寝ているお金です。この「寝ているお金」という概念は、コーポレートサイトやメディアサイトの運用からは学ぶことができません。在庫の概念を学ぶことができるのはネットショップを企業研修で使った方がいい、大きな理由のひとつです。

では、そもそもなぜWEBサイトの運用を企業研修にした方がいいのか、そこから次回のコラムに続きます。

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