著者:石田 麻琴

「こうやったらネットは『失敗』する」シリーズまとめ。その2【no.1238】

 さて土曜日なのでコラムのまとめをご紹介します。

 今回ご紹介するのは前回に引き続き「こうやったらネットは『失敗』する」というコラムのまとめです。改めて思うのですが、できればこういうコラムを増やしていきたいですね。頑張ります。

・目先の赤字を気にするとネットは「失敗」します。【no.1066】

 インターネットの活用のメリットは「初期投資」が少なくスタートできることです。しかし、インターネットで実利を得るためには「運用投資」が必要になります。運用投資は、インターネット戦略が売上や問い合わせ、来店に結びつくまでの「時間」そして担当者がWEBサイトを動かす「コスト」のふたつです。この「運用投資」の概念がないと、インターネットをスタートしたものの「思っていたのと違う!」ことになってしまいます。成功するためには「我慢の期間」が必要です。

・安易にインターネット広告を活用するとネットは「失敗」します。【no.1067】

 インターネット戦略にレバレッジをかけるために、インターネット広告の活用は欠かせません。ただ、インターネットをスタートした当初からインターネット広告を活用することはおすすめできません。自分たちの商品力や提案力でお客様に商品を購入いただけているのか、それともインターネット広告を通じてたくさんのお客様にリーチをしているから売れているのかがわからなくなってしまいます。安易にインターネット広告の活用に走ると、戦略の軸自体がいつの間にか「インターネット広告」だけになってしまうという怖さがあります。

・インターネットの活用を会社全体の課題と捉えないと、ネットは「失敗」します。【no.1164】

 インターネット戦略は会社全体の課題です。ネットショップやホームページを立ち上げて、WEBサイトに小手先の改善を施していけば成果が上がる・・というようなことはひと昔前の話です。インターネットで提案する商品やサービスを充実させたり、お客様からの問い合わせや質問をインターネット上で除法発信したりするのは、WEBの担当者がひとりでおこなうものではありません。インターネットの活用はあくまで全社的におこなうものです。

・オープン当初から多額の広告費をかけると、ネットは「失敗」します。【no.1177】

 インターネットの戦略は「70パーセントでリリースし、データを見ながら100パーセントに近づけていく」ことが基本です。主観的に「いいサイトだ」と思っても、客観的に「いいサイトだ」と思われるとは限りません。お客様のアクセスから得ることができる「データ」はつまり「客観」です。この「客観」を活用して、WEBサイトの改善を進めていくわけです。オープン当初、自社のサイトはお客様にとって70パーセントかもしれませんし、20パーセントや30パーセントかもしれません。そんな中で多額の広告費をかけるのは、非常に危険です。

・スモールスタートの意味を理解できていないと、ネットは「失敗」します。【no.1184】

 インターネットのスモールスタートとは、「たった10坪の実店舗」を立ち上げることではありません。10坪の実店舗には陳列できる商品にも、来店できるお客様にも限りがあります。そのため、売上の上限も決まってしまいます。しかし、インターネットのスモールスタートには無限の可能性があります。あくまでレバレッジをかけるための前段階がスモールスタートの状態だと理解をしたいところです。「70パーセントで立ち上げ、データを見ながら100パーセントに近づけていく」と同じ理屈です。

 コラムのまとめ、つづく。