ECMJ(株式会社ECマーケティング人財育成)

ネットショップの販促戦略。ふたつのポイントを抑えよう!【no.1334】

ネットショップの販促戦略についてまとめていきます。

 ネットショップを運営していく上で、ふたつの点から販促活動は欠かせません。

 ひとつは、新しいお客様にネットショップの存在を認知してもらい、ネットショップを利用してもらうため。そしてもうひとつは、すでにネットショップを知っているまたは利用したことがあるお客様に、さらにネットショップを利用してもらうため。このふたつです。

販促で新しいお客様にネットショップを利用してもらう。

新しいお客様にネットショップを知ってもらうための方法は三つに集約されます。

① 「広告」です。インターネット広告を活用することによって、その存在を知ってもらいます。

② 「検索」です。検索エンジンでのお客様の検索に対して、ネットショップのページがヒットすることでその存在を知ってもらえます。

③ 「メディア」です。Yahoo!JAPANなどの法人が運営しているWEBメディア、SNSなどの個人が運用しているWEBメディアに取り上げられることで存在を知ってもらうことができます。

 「広告」「検索」「メディア」。新しいお客様にネットショップを知ってもらうためには、この3つのネットショップ販促手段が軸になっていきます。

いまのお客様に販促でもっとネットショップを利用してもらう。

 すでにネットショップの存在を知っているまたは利用したことがあるお客様にさらにネットショップを利用してもらう。販促活動の腕の見せ所はどちらかといえばこちらになります。

 既存のお客様にネットショップをより利用してもらうためには3つのポイントを抑えましょう。

① 「商品」。定期的に新作の商品を発売したり、トレンドに合わせた売れ筋商品の在庫を絶やさなかったりすることで、お客様に利用を続けてもらうことができます。

② 「企画」。「販促企画」という表現もできます。新商品や売れ筋商品、旧作を組み合わせてお客様に「いま買う理由」を提供します。販促企画を楽しみにしてネットショップにアクセスするお客様も増えるはずです。

③ 「サービス」。注文から発送までのスピード、決済方法の選択肢の多さ、プレゼント対応など、サービスを付加することでお客様にリピーターになってもらうことができます。

 「商品」「企画」「サービス」。お客様にネットショップにアクセスしてもらい続けるため、リピーターからロイヤルカスタマーになってもらうために、この3つのポイントを忘れないでください。

中小ネットショップができる「販促企画」とは。

 中小企業のネットショップは資本力でビジネスを有利に進めることができません。送料無料、商品価格の割り引き、クーポンのばらまきなどを販促企画の主軸にしても、どこかで大企業に負けてしまいます。また「値引き」だけでお客様に選ばれるネットショップになってしまうリスクもあります。

 中小ネットショップは販促企画のオリジナリティ・面白さで勝負をしていきたいところです。まずは「バレンタインデー」「母の日」「クリスマス」などの一般的な販促を抑え、販促企画のスケジュールを組みましょう。ここが基本です。

 そしてネットショップを利用してくれるお客様の「データ」をよく見ること。場合によってはメールや電話で直接「声」を聞くこと。自社のネットショップの商品を、お客様が「どんな利用目的で購入したのか」を知ることができれば、それがそのままあなたのネットショップだけの「販促企画」になるはずです。

 最初から「オリジナリティがあって面白い」販促企画を組むのは簡単ではありません。まずは「ひと月に1回」着実に販促企画を組むことからスタートし、マーケティングに慣れていってください。

カテゴリー: 0.ECMJコラムALL, 8.Eコマースの集客

ishida

石田 麻琴 / コンサルタント

株式会社ECマーケティング人財育成・代表取締役。 早稲田大学卒業後、Eコマース事業会社でネットショップ責任者を6年間経験。 BPIA常務理事。協同組合ワイズ総研理事。中小機構販路開拓支援アドバイザー。