著者:石田 麻琴

ネットショップの売上が「上がって下がった」そんなときに読むコラム・・上【no.1396】

 ネットショップの売上が上がらない。

 もともとゼロだった売上が月商10万円や月商50万円にしかならない、という話ではなく、月商1,000万円だったものが700万円になったり、月商500万円だったものが月商300万円になったり、そんな「売上が上がらない」状態。経験した事業者さん、今まさに経験している事業者さんもいるのではないでしょうか。

 今まで月に500万円を売っていたのに、それが月商300万円になってしまったら焦ると思います。人件費やオフィス賃料などの固定費はいきなり下げるわけにいきません。市場性がありますから商品の価格を簡単に上げることもできません。どうしても後手後手になり、場合によっては日々利益が削られていく、日々赤字が積み重なっていく状態もあるかと思います。

*ネットショップは「流れ」で状況は一変する。

 売上が突然20パーセントダウン、30パーセントダウンしても焦らないことです。ネットショップを運営していれば短期間での数十パーセントの売上ダウンはよくあることです。逆に自社のネットショップの売上が上がった過程を思い出してみれば、その逆も十分にありえることがわかるのではないでしょうか。

 なぜか。ネットショップの売上は「流れ」によって波が上下に大きく動いていくからです。「流れ」を掴むことができればネットショップの売上は加速的に上昇していき、「流れ」を逃してしまうとネットショップの売上はどんどん下がっていってしまいます。この「流れ」ができるのは、インターネットの仕組みの特徴です。

*上がればどんどん上がり、下がればどんどん下がる。

 「流れ」を理解するときに上昇気流と下降気流をイメージしてみてください。

 ネットショップで販売している商品がお客様に閲覧され購入いただくと、ショッピングモールや検索エンジンでの検索結果が上がります。検索結果が上がり露出が強くなると、お客様の検索や情報収集にヒットする確率が上がります。お客様はさらに集まり、ネットショップはさらに閲覧される状態になります。上昇気流にのるとプラスのサイクルが生まれ結果として売上が上がっていきます。

 売上が下がるパターンは逆です。お客様にネットショップが見られなくなる商品が見られなくなると、アクセス人数が下がり受注数が下がります。そうするとショッピングモールや検索エンジンでの検索結果が下がります。ネットショップはさらにお客様から遠くなりさらにネットショップにお客様が集まらなくなります。下降気流に入ってしまうとマイナスのサイクルが生まれ結果として売上が下がります。

*売上が大きく下がっても焦らない、落ち込まない。冷静に。

 ネットショップ運営には「流れ」があり、上昇気流か下降気流かによって売上は大きく変わっていくものなのです。ですから、月商100万円のネットショップが数か月で月商1,000万円のネットショップに成長することがあります。月商1,000万円のネットショップが数か月で月商500万円のネットショップになってしまう可能性もあるわけです。

 大切なのは売上が10倍になったからといって10倍の実力がついたわけでもないし、売上が半分になったからといって実力が半分になったわけでもないということです。売上が下がっているときは特に後者の考え方を持つことが重要です。ネットショップは「売上=実力」ではありません。月商500万円のネットショップと月商1,000万円のネットショップに倍の実力差があるわけではないのです。

 売上が半分になっても、冷静に対処をしていけば必ずカバーをすることができます。なぜなら、ネットショップ運営者の実力は変わりませんから。

 つづく。