著者:石田 麻琴

BtoCの会社もBtoBの会社もメールマガジンを活用しよう!前編【no.1564】

 BtoCの会社、BtoBの会社に関わらず、顧客リストがある程度あるならば定期的なメールマガジンを配信したいところです。目安としてはBtoCの会社ならば300以上、BtoBの会社ならば100以上の顧客リストがあればメルマガをつくる価値があると思います。

*メルマガは「能動的」にお客様に情報を伝える手段

 メールマガジンはインターネットのマーケティングの中では唯一の「能動的」に情報を伝える手段です。

 インターネットのマーケティングは基本的に「待ち」です。検索対策は「検索してくれたユーザーを効率よくキャッチする」手法ですから、受動的な施策です。そもそもユーザーが検索してくれなくては意味の無い対策になってしまうからです。インターネット広告も同様です。広告の画像やテキストに工夫を凝らすことはできますが、クリックしてもらえるかはユーザー次第です。やはりクリック「待ち」ということになります。

 インターネットのマーケティングにおいて自らお客様の懐の中に入っていくことができる「能動的」な手段はメルマガ以外ありません。インターネット外だとダイレクトメール(DM)がありますね。

*特にメルマガで商品やサービスを売ろうとしなくても良い

 ネットショップのメルマガというと商品の紹介がメインになります。もちろんメルマガ内で商品を紹介して直接的に売上になるのならばそれに越したことはないですが、BtoCの会社でもBtoBの会社でもメルマガの位置づけとして大切なのは「お客様とのコミュニケーション手段」だということです。なので、必ずしも商品やサービスを売ろうとしなくて良いと思います。

 強いブランド力があり、熱狂的なお客様が多い商品やサービスもありますが、大部分は「普段、お客様にそれほど気にされていない」ものです。ビジネスを運営している自分たちは常に自分の事業に触れているため「身近にあるもの」になっていますが、残念ながらお客様にとっては「身近なもの」でも何でもありません。頭の中の片隅にあるか、ないか。きっかけがないと思い出してももらえません。

 メルマガの価値は情報発信です。商品やサービスの売り込みではなくとも、「いま自分たちはこういう動きをしています」ということを定期的に伝えることで、お客様の頭の中の片隅に、タイミングが合えば「お客様の選択肢」のひとつになることができます。逆にいうと、お客様の手持ちのカードの1枚に「なれていない」ことが多い、ということですね。

*メルマガを定期的に流すことでリズムが生まれる

 メールマガジンを定期的に流すことでビジネスにリズムが生まれてきます。

 まず最初にメルマガを流す日にちを決めます。次にメルマガの内容を決めます。メルマガの件名にも使われるメインのテーマを決めなければいけません。そして、ひとつのテーマでメルマガを流すのか、それとも複数のテーマでメルマガを流すのかを決めます。テーマは新商品や新サービスの告知という場合もあるでしょうし、キャンペーンやイベントなどの販促企画かもしれません。

 「メルマガを流す」ことを決めることでそこから逆算で様々なスケジュールを決めることができます。「メルマガ配信日」という軸がビジネス全体の動き・リズムをつくっていくわけです。会社としての情報発信や新商品・新サービスのリリースを「やらなきゃいけないのはわかっているけど、ズルズルと後回しになってしまっている」という会社さんはぜひメルマガに取り組まれることをおすすめします。

 メルマガの配信はそこまで難しいことではありません。最初は「書きやすい」「提案しやすい」レベルからスタートしてもらえれば結構です。運が良ければ流すだけで成果につながることもあったりします。