著者:石田 麻琴

マーケティングの因数分解「アクセス数」を構成する要素。前【no.1605】

(前回のつづき)

 前回はインターネットビジネスの公式と因数分解の概念について長々と書いてしまったので、今回は「アクセス数」の切り分け方と構成する要素についてシンプルに書いていきます。

*「検索流入」と「SNS流入」以外の無料導線

 「無料導線」は「検索流入」と「SNS流入」がアクセス数を上げるための強いキーポイントになりますが、「無料導線」を構成する要素はこれだけではありません。ざざっと構成要素を挙げていきます。

 「ノーリファラー」。特別なWEBサイトでもない限りそう多くはなりませんが、ブラウザのブックマークからのアクセスやWEBサイトのURLを直打ちしてのアクセスは「ノーリファラー」の扱いになります。「ランキング」。楽天市場やAmazon、Yahoo!ショッピングなどのショッピングモール、価格.comなどの比較サイトからの流入はランキングがアクセスを大きく左右します。

 そして、「口コミ/紹介」。ここまで紹介した無料導線を構成する要素とカテゴリが若干異なりますが、お客様からの「口コミ/紹介」は最強の無料導線になります。数字としては「直接検索」や「ノーリファラー」に含まれることが多いですが、それらとは別口で「口コミ/紹介」からのアクセスを管理する方法があれば素敵です。(現実的にはインターネットだとアクセス数は計測しずらく、「口コミ/紹介」による注文は計測可能。「口コミ/紹介」のアクセス数の計測はリアル店舗だとまだやりやすい)

*「有料導線」はインターネットとリアルに分けられる

 アクセス数の「無料導線」に対しての「有料導線」。お金をかけることでのアクセス数は「インターネット広告」をイメージするケースが多いですが、リアルでの販売促進もインターネットのアクセス数に関わってきます。

 たとえば「催事・イベント」。催事やイベントに出店してインターネットのWEBサイトやネットショップの存在を伝えることができれば、やはりネットのアクセス数に寄与してきます。ダイレクトメール(DM)やカタログもそう。販促手段はリアルでもその受け口がネットになる、FAXやハガキを入れていてもお客様がネットに流れてくる、というケースは少なくありません。雑誌の掲載やテレビ・ラジオなどのメディア露出もやはりWEBサイトのアクセス数に影響を及ぼします。

 もう一方はご想像のとおりの「インターネット広告」ですね。広告の種類は様々、新しい広告が日々で続けています。リスティング広告、アフィリエイト広告、リターゲティング広告、リワード広告、バナー広告、メルマガ広告、DSP広告などなど・・いずれもお金をかけてWEBサイトへのアクセス数を増やす手段であることには変わりありません。

*アクセス数の因数分解をまとめてみると・・

 ここまで紹介したアクセス数の「無料導線」と「有料導線」をまとめてみると、売上の公式「売上=アクセス数×転換率×客単価」が以下のように変更されます。

 「売上=(((無料導線=(検索流入=直接検索+間接検索)+(SNS流入=Twitter流入+Facebook流入+Instagram流入)+ランキング流入+(ノーリファラー=ブックマーク+URL直打ち))+((有料導線=(リアル=催事・イベント+DM+カタログ+雑誌掲載+メディア)+(インターネット=リスティング広告+アフィリエイト広告+リターゲティング広告+リワード広告+バナー広告+メルマガ広告+DSP広告)))×転換率×客単価」・・みたいな・・汗

 大切なのは自社のビジネスに合った(合っていそうな)選択肢を把握することと、実際に実践してみること、そしてアクセス数の構成要素として「どの数字をもっと上げられそうか」の感覚と仮説を持つことですね。上記の公式はかなりやりすぎですが、自社ならではの公式を考えてみてください。