著者:石田 麻琴

すべての事業者はインターネットの「情報発信」に取り組もう!③【no.1690】

 今後すべての事業者によりマストな取り組みになってくるインターネットでの「情報発信」。これはBtoCビジネス、BtoBビジネスに限らず必要になってくる。前回は「ネットで新しいお客様にリーチするのは3パターン」「中堅・中小企業はインターネット検索を狙うのが現実的」「まずはGoogleアナリティクスの『参照元/メディア』をみよう」の3つを解説しました。

*「参照元/メディア」をみて、何を感じるか

 自社のWEBサイトのデータをGoogleアナリティクスでみる。「参照元/メディア」をみる。Googleアナリティクスは入れているけれど見たことはないという会社さんはぜひこの機会に見てみてください。そして「集客>すべてのトラフィック>参照元/メディア」を開いてみましょう。期間設定を前月1ヵ月にして、そしてさらに前々月の1ヵ月にしてみましょう。ひと月ごとのデータを何か月か見てみると良いと思います。

 「(direct/none)」というのが第一位のケースもあると思うのだが、「(direct/none)」を除くとほとんどの場合、第一位が「Google」第二位が「Yahoo!」になっているのではなかろうか。そして過去を遡ってみても、第一位が「Google」第二位が「Yahoo!」の状態がずーっと続いているのではなかろうか。

 さらに第三位以下をみてみると、「facebook」からのリファーラル(紹介。参照のこと)だったり「Twitter」からのリファーラルがあったり、他社のWEBサイトからのリファーラルがあったりするのだが、「Google」や「Yahoo!」、つまりインターネット検索からのアクセス流入と比較すると、ごくごく少数なのではないだろうか。たとえば、Google+Yahoo!が10,000だとして、SNS(facebook+Twitter+Instagram)が100とかなのではないだろうか。

 実にインターネット検索からのアクセスはSNSの100倍。逆にいえば、SNSの100倍のアクセスがあるのはインターネット検索ということになる。これがずーっと続いている。何を感じるだろうか?

*ソーシャルメディアの時代だとは言うけれども・・

 これは95%以上のWEBサイトでおこっている現状である。インターネット検索とSNSの両方を頑張っている会社のWEBサイトでも、「インターネット検索>>>>SNS」である現象が起こる。一部、むちゃむちゃSNSに向いている商材(というか客層)のサービスについてはSNSからのアクセス流入がインターネット検索を超えているだろうが、ごく一部である。ソーシャルメディアの時代なのは間違いないとは思うが、WEBサイトのアクセス流入という点においては「インターネット検索>SNS」であり、SNSからのアクセス流入はあまり期待できなかったりするのだ。

 当然、SNS上で集客や認知拡大とともに自社のサービス紹介や問い合わせ窓口の紹介までも済んでいて「自社のWEBサイトにアクセスしてもらう必要性がない」という場合もないこともないのだが、これはレアケースでありBtoCの「リアルビジネス(実店舗)」ならまだしも、BtoBのビジネスであればまず一切あり得ないと断言できる。ソーシャルメディア上だけで完結BtoBのサービスはいまのところ見かけない。やはり自社のWEBサイトにアクセスしてもらうことが必要になるのだ。

*SNSとWEBサイトの間には大きな谷がある

 インターネット検索を経由して自社のWEBサイトにアクセスしてもらうという流れと、SNSを経由して自社のWEBサイトにアクセスしてもらうという流れは、ニュアンスとしては「どっかを挟んで自社のサイトに来てもらう」という点で一緒なのだが、その間にある谷の大きさは全く比較にならないということなのです。なので、ソーシャルメディア頑張ったら自社のWEBサイトのアクセスは増えますよ、ということはけっして言えない。ソーシャルメディア上での認知は高まるかもしれないけどね。

 情報発信として、コラム(ブログ)、facebook、Twitter、Instagramをそれぞれ運用している会社さんがいると思うが、導線を考えれば基本はコラム(ブログ)に力を入れるのが一番良いわけだ。