著者:石田 麻琴

99%のサイトでアクセスのキモ!「検索流入」の考え方。後【no.1733】

 検索流入の考え方についての後半です。ぜひ前回のコラムを読んでからこちらをご覧ください。

*GoogleとYahoo!とbingの検索流入の割合

 前回のコラムで99%のWEBサイトが検索流入を中心にアクセスが成り立っているという話を書きました。インターネット広告による流入はお金を使うか否かなので今回は触れないとして、法人メディア・個人メディア(SNS)からの流入においても、通常のWEBサイトはその比率が小さく、やはり検索流入中心のアクセス流入になりがちです。これはこれで悪いことではありません。

 検索流入の中でもさらにその中心になるのは、GoogleとYahoo!という検索エンジンからの流入です。Googleアナリティクスのデータを見てもらえれば、ほとんどのアクセス(そしてほとんどの検索)がGoogleとYahoo!での検索で成り立っていることがわかります。業種や業態、ビジネスによって様々ですが、基本的に「Google>Yahoo!」であることがほとんどであり、その比率は「3:2」から「3:1」になるのが経験上の実感値です。

 ちなみにGoogleとYahoo!以外だとbingという検索エンジンからのアクセスが多めだと思います。Windows10にアップデートされた際、Microsoftのツールであるbingがデフォルト設定の検索エンジンになるためこの数年でbingからの検索流入が多くなりました。データにはそれなりの理由があるということですね。

*「検索ボリューム×検索順位×クリック率」の考え方

 検索流入について理解を深めるときに知っておいてもらいたいのが「検索ボリューム×検索順位×クリック率」の考え方です。検索流入を高めるために「SEO対策」「検索対策」の手法の情報がいろいろなところで紹介されていますが、「そもそも検索からWEBサイトへのアクセスはどんな原理で行われているのか」を知っておくことがまず重要だと思います。

 「検索ボリューム」とは特定のキーワードが「検索される数」です。お客様やユーザーがインターネット検索をしたときにどんな言葉を検索キーワードに入れるか、その回数ということになります。もちろん検索されている回数が多ければ多い方が「需要が高い」ということなので良いのですが、検索ボリュームが大きいほど他のWEBサイトとの競合性も高いことになります。

 「検索順位」は特定のキーワードで検索された結果として「自社のWEBサイトのページが何番目に出るか」という順番です。こちらも順位が高ければ高いほど良いのですが、検索ボリュームの大きいキーワードで検索結果の上位に表示させるのはまず無理です。もう少し絞られたキーワードでの上位表示を狙うことになります。

 最後は「クリック率」です。特定のキーワードで検索された結果、自社のWEBサイトのページが検索結果に表示されたとしても、リンクをクリックしてもらえなければ自社のWEBサイトにアクセスしてもらえません。検索結果上に「どんな文言が載るか」をチェックして改善することが必要です。

*自分たちで改善できるもの、改善できないもの

 「検索ボリューム×検索順位×クリック率」が検索流入を決める、このことを知ってもらった上で「さあどうするか」という話です。「検索ボリューム」「検索順位」「クリック率」には改善できるものと、改善できないものがあります。

 改善ができないものは「検索ボリューム」です。お客様やユーザーに対して我々が「検索する回数を増やしてもらうこと」はできません。「検索順位」はWEBサイト内のコンテンツ(情報)を改善することで変化させることができますが、その条件は検索エンジン側から非公開になっています。「クリック率」は前述したとおり、表示される文言を変えることで改善を加えることができます。

 ただ、自分たちがコントロールできない部分は「施策」にはできなくても「対策・対処」をすることは可能です。こちらについてはもう一歩深い話になるのでまた改めて紹介できればと思います。