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大人になって気づいた「ヤクルト」のすごさ!!!!【no.1948】

 大人になって気づいた「ヤクルト」のすごさ!!!!

 いや「ヤクルト」って本当にすごいなって思って。ヤクルトあるじゃないですか。飲むヤクルト。めぐりめぐるとヤクルトスワローズってすごいなって結論にもいきつくんですが、まずは飲むヤクルトすごいなって。

よく見るとスーパーのPB商品もある

 少し前からヤクルトを毎日飲んでるんですね。なぜなら友達が「ヤクルトを飲んで寝つきが良くなった」みたいなことをいってたから。わたしは超寝つきよし人間(布団にはいって5分で寝る)です。そして「寝つきが良くなった」の科学的根拠も不明です。さらにいえば友達が飲んでいるのは「ヤクルト1000」というコンビニとかスーパーとかではあまり販売していないものです。わたしが飲んでいるのは「ヤクルト200」なので少し違うのですが、毎日飲むようにしています。

 それでですね。スーパーでヤクルトを買うようになってから気づきました。ヤクルトって類似商品がいくつか出てるじゃないですか。よく見るとスーパーのPB商品みたいなヤクルト・・いや乳酸菌飲料も出てるんです。「こっちでもいいか」みたいなのもあって、PB商品を選んでいた時期もありました。ただ結局、なぜだかヤクルト200の方に落ち着いて、買い続けています。ちなみに1日3本くらい飲む&家族も飲むので、1日で5本くらいは消費をしています。

ヤクルトと類似のPB商品の圧倒的な価格差

 ヤクルト200と類似のPB商品って、価格が全然違うんですよ。前者が10本入りで430円くらい。後者が10本入り150円くらい。3倍まではいかないんですが、2.8倍以上の価格です。とんでもない価格差ですよね。これだけの価格差をつけられるということは、ヤクルトさんは商品力とブランド力に圧倒的な自信があるってことなんだと思います。これは商品価格が「自分たちで決められる」ことを証明している実例です。もし「市場相場が決める」ならば、PB商品が出た途端に価格をもっと下げると思います。

 そしてこの価格差でも販売実績をあげることができる商品力とブランド力。これがヤクルトレディさんやヤクルトスワローズを下支えしているともいえます。ヤクルトとPB商品のこの価格差が生み出すものって、売上じゃないですよね、利益です。ヤクルトが430円でPB商品が150円。この価格差280円のほとんどがヤクルトの「商品開発費の差」ではないはずです。この価格差280円のほとんどがヤクルトの利益(粗利)になっていると考えられます。でないと、PB商品が150円で利益出せないですからね。

理想的な商品力とブランド力!

 ということで、結論はヤクルトすごい。理想的な商品力とブランド力!というわけなんですが、当然最初からこれが実現できたわけではもちろんないと思います。創業して90年間継続してきた研究活動が他社との圧倒的な差になっているはずです。ヤクルトさんと同じような会社ってないですしね。唯一無二の会社といってもよいのでは。

 ・・大人になって仕事をしてマーケットをみるとこういうことに気づくが多い。自分が学生のときに気づくことができていたら人生も変わったかもしれません。就職活動で説明会にいく、なんて当時はまったく考えていませんでしたが、20年の月日が経ってはたして世の中はどうなったのか、というかなんというか。人生わからないことばかりですね。

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カテゴリー: 0.ECMJコラムALL, 9.Eコマースこぼれ話

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石田 麻琴 / コンサルタント

株式会社ECマーケティング人財育成・代表取締役。 早稲田大学卒業後、Eコマース事業会社でネットショップ責任者を6年間経験。 BPIA常務理事。協同組合ワイズ総研理事。中小機構販路開拓支援アドバイザー。