著者:石田 麻琴

Yahoo!ショッピングの広告CPCをなんとかして、半分にしたい!【no.0323】

(2014年のコラムのリライトです)

 ネットショップ運営者のときの話。(前回はこちら

 Yahoo!ショッピングのいくつかの広告を試した後、「やはりこれがよさそうだ」ということで、最初にチャレンジをしたトップページのサウスセンターで試行錯誤してみることにしました。

 では、なぜ、サウスセンターに落ち着いたかです。当時のYahoo!ショッピングでは、オンラインレポートという機能を利用して、ショッピングモールの広告の成果データを見ることができました。後に、アドグラフィーという広告の成果データ検証ツールに繋がる、もっともっと前の機能です。オンラインレポートで確認できるデータはいくつかあり、主だったところだと「広告の掲載回数」「広告のクリック数」「広告のクリック率」がチェックできるようになっていました。これが、他のショッピングモールに比べて、非常に親切な機能でした。

 Yahoo!ショッピング内のショッピングモール広告の金額は、広告を購入した時点で決まっていますから、「広告金額÷クリック数」をすると、いわゆる「CPC(コスト・パー・クリック)」、1クリックあたりの獲得単価を出すことができるわけです。Yahoo!ショッピングの広告をいくつか試して、この「CPC」を出した結果、そのときは「サウスセンターがやはりよさそうだ」ということになったんだと思います。まあ、当時は広告の成果を測る指標として、「CPC」と「CPA」だけが一般的かなという時代でした。「CPC」だけをひたすら追いかければ、売上も利益も成長していった時代です。当時と比べると、本当に今のネットショップは大変です。

 「このトップページのサウスセンターという広告の中で試行錯誤しよう」、そう思ってから、より本格的に力を入れたのがデータ分析でした。といっても、データを使って何かを深く調べるというよりも、サウスセンターに「こんな画像を載せて」「こんなテキストを載せ」たら、その成果として、広告の「掲載回数はいくつで」「クリック数はいくつで」「クリック率はいくつ」で、広告の「金額はこれこれ」だから、「CPCはいくら」、というエクセルを作った、という感じです。例として具体的な数字を入れてみると・・

・トップページサウスセンター広告 1週間掲載 20万円
・掲載回数:200,000回 クリック数:10,000回 クリック率:5%
・CPC:20円(広告金額÷クリック数)

 というような感じになります。これを、サウスセンターの広告の掲載が終わるたびにエクセルに追加していきました。トップページのサウスセンターは、1週間掲載なので、1ヵ月で4つほど履歴が溜まっていったことになります。

 このエクセルを毎週欠かさず付けていて、常に考えていたことは「なんとかしてCPCをもっと下げることはできないか」ということです。あくまで例えの数字ではありますが、上記のCPC20円でも十分合格点ではありました。でも、なんとかして、なんとかして、CPCを18円にしたい。できれば15円にしたい。そのためには、どうすればいいかと日々考えていました。答えは簡単です。1つは、掲載回数が増えればいいんです。掲載回数が200,000回ではなく、400,000回になれば、CPCは半分に(つまり10円)になるのです。もう1つも単純で、たとえ掲載回数が200,000回で変わらなくても、クリック率が倍の10%になれば、クリック数も倍になり、CPCが同様に10円まで落ちるのです。もちろん、万が一両方が実現できればCPCは5円まで落ちます。同じ広告費を支払っていても、4倍の成果になるのです。

 じゃあ、掲載回数を増やすにはどうすればいいのか、そしてクリック率を改善するにはどうすればいいのか、27歳の頃の私が毎日考えていた試行錯誤の話を次回。

 つづきはこちら

3 コメント

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