著者:石田 麻琴

ネットショップでまず月商50万円を目指す2つの理由。【no.0231】

先月お伝えしたとおり、4/25(金)にラトルズさんから「Yahoo!ショッピング 今日からできる月商50万のネットショップの作り方」が発売されました。(おそらく、私の友人・知人の皆さんが購入してくれたおかげで)一時的にAmazonで在庫切れになったようです。ありがとうございます。いまは、在庫が入荷されて即日発送になっているようですね。

この本を出版したことをお伝えしたところ、「なぜ売上1,000万円を目指すじゃないの?」「なんで50万円なの?楽々100万円みたいなのは良くあるけど」というような質問をいくつかいただきました。確かに、月商50万円を目指すって、少し変ですよね。いままでのネットショップの本ではあまりなかったかなと思います。今日は「なぜ50万円なのか?」ということを書きたいと思います。

 月商50万円を目指す。理由は大きく2つあります。

 1つ目です。

この本は、副業としてネットショップに取り組む社会人、主婦、学生の皆さんを主な対象としています。このような方は、1日にネットショップの仕事にかけられる時間が限られると思います。本業を終え、帰宅してからの1日1時間。週末に1日5時間といったところでしょうか。その限られた時間の中で、どれくらいの売上をあげることができるか、ではありません。限られた時間の中で、どれくらいの事務作業ができるかというところがポイントです。

月商50万円のネットショップの場合、お客様の客単価が2,000円だとすると、1ヵ月で250件の発送作業を行うことになります。1日あたり8件の発送です。客単価が5,000円なら、1ヵ月で100件、1日あたり3件の発送ですね。受注後、お客様に送るメール、商品代金の入金確認の手間などを含めて考えると、1日8件の発送で限界です。平日作業時間の1時間が埋まってしまうと思います。1日3件の発送でも、運営に手を回せる余裕はほぼ出ないと思います。個人の方がネットショップの運営を回しつつ、同時に事務作業をこなすためには月商50万円ラインがポイントになるということです。

これが月商100万円となると、客単価2,000円で500件の発送、客単価5,000円で200件の発送というように、単純に事務作業の量は倍になります。しかも、自宅兼事務所にそれだけの商品がごった返すということなので、管理の手間は倍以上かかることになります。これでは個人が副業としてネットショップを運営するキャパシティを完全に超えていますよね。月商100万円を目指すとなると、本業としてもう一段高いレベルで頑張りましょうという話になり、この本の趣旨からは少し外れてしまうわけです。

 さて、もう1つの理由です。

これは副業としてネットショップを運営する社会人、主婦、学生だけではなく、イーコマース事業に取り組んでいる企業のネットショップ担当のスタッフにもこの本を読んで欲しい理由でもあるんですが、ネットショップで月商1,000万円の売上を目指す場合は、必ず月商50万円を通過しなければいけないんです。言い方を変えれば、月商50万円に到達するなら、月商1,000万円に到達する可能性があるということなんです。逆に月商50万円に到達しないならば、月商1,000万円に到達する可能性はゼロです。まあ、当たり前ですよね。すいません、変なこと書きました。

もっとはっきり書きます。月商50万円から月商1,000万円への成長は、インターネット広告を活用したり、商品を一括で大量に仕入れて価格競争をしたり、在庫を持って即日配送のサービスを整えたりなどの、レバレッジを利かすことで実現ができる可能性が高い、ということなんですね。(もちろん、市場規模によりますが)

個人の方がネットショップを始めるとき、インターネット広告の費用が十分にあるとか、自分だけにしか手に入れられない商品・仕入先があるとか、10,000商品の在庫を10点ずつ持つことができるとか、自分自身が有名なので最初からお客様がドシドシ集まってくるとか、そんな資本力やブランド力を前提としたパワープレーとコネクションで売上をつくるのは当然ながら無理です。絶対に無理。

だからこそ、パワープレーとコネクションが全く使えない中で、インターネットビジネスの原理原則に則ってネットショップを運営し、ショップの差別性と地道な集客努力で月商50万円までたどり着くことができれば、すなわちそれは月商1,000万円売れることと同等もしくはそれ以上のノウハウ、価値を持っているということなんです。この「Yahoo!ショッピング 今日からできる月商50万のネットショップの作り方」を通じて知ってもらいたいことって、そこなんですね。(あくまで私的には、ですが)

もちろんここを通過できれば、月商50万円のネットショップにレバレッジをかけて月商1,000万円を目指すのも良いですし、月商50万円のネットショップを20店舗立ち上げて合計で月商1,000万円を売り上げることだってできるようになると思います。どちらを選択するにせよ、まずは「月商50万円」からでしょ、という話です。

おわり。