著者:石田 麻琴

目指せゴルフ場の勝ち組。市場縮小に勝つマーケティング。壱 【no.0077】

(まずこちらの序章を読まれると、よりマーケティングの参考になると思います)

バネ指によりゴルフを中止してしまった現実‥!?

 前回のコラムでゴルフ場のことを、ゴルフコースと書いておりました。全く間違っていないけど、ゴルフ場の方がわかりやすいですね。ブログのタイトルもゴルフ場に変えました。混乱させて申し訳ありません。

 ゴルフ‥いろんな方から「石田さんってゴルフやられるんですか?」と聞かれるのですが、当時はやっていませんでした。もう8年くらい前だと思いますが、すごくゴルフにはまっていた時期がありました。それは、ゴルフ場ではなく、ゴルフの練習場です。ゴルフの練習場に週4くらい行っておりました。朝5時に起きて仕事の前に行ったりね。よく行ってた練習場が24時間営業だったのですが、早朝が安かったんですよ。たぶん、あまりに下手なのにボールを打ちまくったせいか、左手の薬指がバネ指になってしまい、冬の朝は指が痛くて痛くて、一時はお湯につけないとなかなか手が開かないようになってしまって、それでゴルフを中断しました。ちなみに、ゴルフ場も2-3回しか行ったことがありません。

 ですから、あまり専門的なところからゴルフ場の経営を回復させていくのではなくて、セオリーに沿った形+データの活用によって、いかに売上と収益を上げていくかを考えていければと思います。まずは、予備知識として現在のゴルフ場の市場がどのような状態か調べてみました。

ゴルフ場の市場規模はピーク時の半分以下に‥!?

 まず、レジャー白書によると、2012年ゴルフ場の市場規模は2011年を下回り9110億円。これは20年前の1992年と比べると、なんと半分以下(47%)。ちなみに1992年の市場規模は1兆9610億円だったみたいです。ただ、1990年が1兆5600億円、1991年が1兆7750億円なので、1992年がバブル崩壊直前、ちょっとやり過ぎた感があるのかも。統計を見ていると、2003年から2004年にかけて約8.5%ほどダウンしていて(1兆2970億円→1兆1220億円)はたして何が起こったのだろうか、と不思議な気持ちになります。ゴルフ場がバタバタつぶれてしまったのだろうか。

 業界動向サーチによれば、2012年のゴルフ場業界の業界規模は2,397億円(ん?前述の記事はゴルフ業界の市場規模の間違いか?)。2008年から2012年にかけてゴルフ場業界の市場規模はほぼ横ばい。国内のゴルフ人口は1992年をピークに年々減少傾向にあり、2011年時点で924万人、1996年の1,537万人に比べて15年で約40%も減少(しかもゴルフ人口の高齢化が進んでいる)。国内のゴルフ場の数は2010年のデータで約2,350コース。次々と破綻していくゴルフ場を買収し、再生させているのが外資のアコーディア・ゴルフとPGMホールディングス。今後も巨大資本が買収に動く傾向にあって、M&Aの活発化が見込まれているとか。

外資系の上位2社で、シェア役70%‥!?

 ちなみに、ゴルフ場業界の売上高&シェアのランキングは、第一位がアコーディア・ゴルフで909億円(37.9%)、第二位がPGMホールディングスで757億円(31.6%)と拮抗していて、この2社で合計69.5%と約7割を占めている。第三位がリゾートソリューションで200億円(8.3%)。調べてみたら、元々はミサワホームグループの会社だったみたい。脱退する前はミサワリゾートという会社だったとか。三井不動産が40%の株を持つ会社ですね。第四位が明智ゴルフ倶楽部で33億円(1.4%)。ここは岐阜県にある老舗のゴルフ場運営会社っぽい。岐阜県内に5ヶ所のゴルフ場を持っている。第五位は山田クラブ21で33億円(1.4%)。ここは全国に6ヶ所のゴルフ場を持ってるみたい。第六位以下は年商22億円以下、シェア1%を切る企業が並ぶ。ということは、第六位以下のゴルフ場の数はだいたい5ヶ所以下ってことか。

 細かい経営状態はわからないけれど、例えば山田クラブ21は社員数が450名程度。ゴルフ場の土地を借りている場合は借地料を払わなければいけないし、保有している土地なら固定資産税がかかるし、ゴルフコースの管理もメンテナンス料がかかるだろうから、もしかしたら上位2社以外は楽じゃないのかもしれない。さあ、データの使いどころですね。

 続きはこちら。
目指せゴルフ場の勝ち組‥!市場規模縮小を生き抜くためのデータマーケティング【弐章】

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