ECMJ(株式会社ECマーケティング人財育成)

すごーーーくわかりやすく、インターネットマーケティングというものを書いていきます。その三十【no.0598】

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 WEBマーケティング、インターネットマーケティング、デジタルマーケティング。あなたは、どの言葉を使っていますか。あなたの会社では、どの表現をしていますか。あなたの業界では、どれが一般的でしょうか。それぞれが同じような意味で、違ったニュアンスを持つ言葉だと思います。

 まず、WEBマーケティングという言葉です。インターネットを活用してマーケティング活動をするとき、もっとも多く聞く言葉がこの「WEBマーケティング」だと思います。

 しかし、弊社はこの「WEBマーケティング」という言葉を意図的に使わないようにしています。もちろん、対話をする方と意図の理解を深めるため「共通言語」を使うことが重要ですから、場合によっては「WEBマーケティング」という言葉を使うことはあります。それでも、できるだけこの言葉を使わないようにしています。

 理由としては、「WEBマーケティング」という言葉が、インターネット広告やWEBサイトの制作など、マーケティング活動の一端である「手段」に対して使われることが多くなっているからです。本来、「WEBマーケティング=インターネット広告」ではありませんし、「WEBマーケティング=WEBサイトの制作」ではありません。インターネット広告を使うのも、WEBサイトを制作するのも、あくまでWEBマーケティングの活動の一環であるはずです。

 しかし、WEBマーケティング企業を謳う多くの企業が、ある特定の手段を専門として「WEBマーケティングソリューション」を展開しているという現実があります。まずはWEBを活用するための「戦略」があり、それによってマーケティングサイクルとその手段は変わっていきます。戦略も無しに、手段の提案をするのは間違っています。「WEBマーケティング」という言葉が、一般的に非常に浅はかなものとして認識されている感があります。人が言葉を汚してしまっているのです。

 そのような意味で、弊社はWEBマーケティングという言葉ではなく、「インターネットマーケティング」という言葉を使うようにしています。WEBマーケティング、インターネットマーケティング、デジタルマーケティング。この3つを並べたときに、あまり一般的でないものが「インターネットマーケティング」かもしれません。本質的な意味合いは「WEBマーケティング」と同じですから。異なるのはニュアンスです。

 インターネットマーケティングも、WEBマーケティングと同様、「WEB(インターネット)を活用した戦略」という意味です。この後解説する「デジタルマーケティング」という言葉と比べると、「WEB(インターネット)活用を軸にしている」感が、より一層高く感じられると思います。デジタルマーケティングにはインターネットが介在しない場合がありますが、インターネットマーケティングの場合は必ずインターネットが介在するわけです。ここがWEBマーケティング・インターネットマーケティングとデジタルマーケティングの違いではないでしょうか。

 弊社は「インターネットの活用」を軸にしてマーケティングの指導を行っていくので、「インターネットマーケティング」という言葉を中心として使っています。ただ、インターネットが絡まない「デジタルマーケティング」のコンサルティングを行うことも多くなってきました。トレンドとして「リアルのデジタル化」が進んでおり、インターネットと同じように「データをとって、毎日カイゼン」ができるようになってきているからです。

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石田 麻琴 / コンサルタント

株式会社ECマーケティング人財育成・代表取締役。 早稲田大学卒業後、Eコマース事業会社でネットショップ責任者を6年間経験。 BPIA常務理事。協同組合ワイズ総研理事。中小機構販路開拓支援アドバイザー。