ECMJ(株式会社ECマーケティング人財育成)

続けることで、1つ1つの仕事の精度が変わる。結果から施策を判断できるようになる。【no.0007】

 売上を見ることに慣れてきたら、次にアクセス人数(ユニークユーザ数)と注文件数(受注件数)の2つの項目を増やします。
 もちろん売上の1項目ではなく、この3項目からスタートしていただいても構いません。ただし、あくまで「全員が理解する」ことが目的ですので、運営スタッフの皆さんのレベルに合わせたステップをつくっていってください。

 1つの数字が読めなければ、2つの数字は読めません。
 2つの数字が読めなければ、3つの数字は読めません。
 一番やってはいけないことは、不定期に不定項目の数字を検証することです。数字の分析とは、ある1点を見るものではなく、流れと変化を読み取るものなのです。定期的に決まった項目だけを追い続けていきましょう。
そして、数字と施策は必ずセットです。原因があるからこそ、結果があります。原因だけを話しても、結果だけを話しても、次には繋がりません。

 以上、今回は「真摯に結果と向き合う」をテーマに、1日たった15分でできる具体的な手法をご紹介しました。非常にシンプルですが、真剣に数か月続ければ、確実な効果が表れます。まず、売上の理由が語れるようになります。
 結果から施策を判断できるようになります。1つ1つの仕事の精度が変わります。もちろん、運営スタッフ全員が、です。

 そして最後に、変化は必ず数字に跳ねかえってきます。そのためには、続ける以外の方法はありません。

つづく

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石田 麻琴 / コンサルタント

株式会社ECマーケティング人財育成・代表取締役。 早稲田大学卒業後、Eコマース事業会社でネットショップ責任者を6年間経験。 BPIA常務理事。協同組合ワイズ総研理事。中小機構販路開拓支援アドバイザー。