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皮膚科の先生のスピードに感動した、のだけど‥【no.2152】 

 先日、ひさびさに皮膚科に行ったんですね。

*脂漏性角化症は、取れる!!

 私に会ったことがある方はご存じかもしれませんが、左目の横に「オッサンイボ」みたいなのがあるんですね。いつからできたのかわかりませんが、気づいたときにはできていました。しかもわりとビッグサイズなイボ。

 「もうオッサンだから仕方ないか‥」と思っていたのですが、先日父親(実父)に会ったときに「そのイボどうしたの?」と。いや、あなた私の親でしょうに、いままで気づかなかったんかい!と思いつつ、「けっこう前からあるよ」とこたえたところ、「それ、皮膚科にいけば簡単に取れるよ」と。取れる?しかも簡単に?と目からウロコでした。

 友人のお医者様に私の「オッサンイボ」の写真を撮って送ると、「それ、脂漏性角化症というもので、液体窒素で取ってもらえますよ。保険も効きます」という返信が。若干、自分の顔の写真を送ることに恥ずかしさもあったのですが、たしかに皮膚科で取ってもらえるようです・・と、ここまでが背景。

 そして、ひさびさに皮膚科にいきました。

*異常に早い診察サイクル

 自宅から徒歩5分ほどで、Googleマイビジネスでの評価がよい病院をセレクト。Googleマイビジネス重要ですね。ユーザー側の立場になると、参考にしています。さらにこの皮膚科はオンラインでの時間予約が可能でしたので、事前に予約をして向かいました。

 予約時間の15分ほど前に着くと、待合室には5-6人の患者さんが。その患者さんが1人1人、診察室に入っていくのですが、入室してから退室するまでの時間が異常に早い。冗談ではなく、1人2分くらい。患者さんが診察室のドアを開けると、中から「●●さ~ん、その後どうでしたかぁ~?」みたいな先生の声が聞こえてきて、本当に1人2分で出てくる。比較的診察が長そうなイメージのおじいちゃんおばあちゃんも2分で出てくる。

 いったいどんな診察なんだ・・!?そして自分の番がやってきました。

先生:「石田さん、どうされました?」

石田:「この左目の横の、脂漏性角化症ていうんですかね。これ、取れるんですか?」

先生:(先生、ルーペをイボに当てながら)「あ、取れますよ~!(軽いノリで)」

石田:「え、そうですか!?」

先生:「レーザーなら1発で2万円くらい。液体窒素なら保険が効くけど、数回通ってもらう感じです」

石田:「じゃあ、お安い方でお願いします」

先生:「わかりました!じゃあ早速1回目やっちゃいましょ~一旦待合室で待っててください」

石田:「ありがとうございました~」

この間、2分。初診だったのでもっと時間がかかるのかと思いきや、本当に2分。あまりの手際のよさに驚くばかりでした。仕事ができるとはこういうことを言うのか!?

*パターンが決まっているということ

 1回目の施術を終え、先生のスピード感に感心しつつも、これだけ患者さんをさばけるということは、ある程度皮膚科の診察はパターンが決まっているのかもしれないと推測しました。パターンが決まっているということは、AIで捌くことができてしまうってことでもあるんですよね。95%の診断はAI解析でできてしまって、特異な5%を病院で診察する、みたいな。そういえば、AI技術を活用して皮膚状態を判断する、みたいな研究例をみたことがある。

 以前、AGAの薬(少し気にしてて飲んでた時期がある)をオンラインで購入したとき、オンライン診療を受けたことがあったことを思い出しました。薬を提供するために医師の診察が必要になるためだと思うのですが、それも5分ほどで終わった記憶があります。まあ、それよりも画面越しに頭皮をみせるのが恥ずかしかった記憶が強いのですが・・

 あの皮膚科の先生、めちゃくちゃ仕事ができるタイプなのは間違いないですが、医療のデジタル化が進む中で、AIとの差別性をどう考えているのだろう、なんて思ってしまった。たぶん優秀な先生だと思うので、「患者さんの悩みを聞く」のもすごく得意なのでしょうが。

カテゴリー: 0.ECMJコラムALL, 9.Eコマースこぼれ話

ishida

石田 麻琴 / コンサルタント

株式会社ECマーケティング人財育成・代表取締役。 早稲田大学卒業後、Eコマース事業会社でネットショップ責任者を6年間経験。 BPIA常務理事。協同組合ワイズ総研理事。中小機構販路開拓支援アドバイザー。