ECMJ(株式会社ECマーケティング人財育成)

アバウトな質問・相談も聞いて欲しい戦略もECMJにご連絡ください【no.1471】

 うれしいことに「この悩みだったらECMJさんに相談させてもらうのがいいと思って」と相談いただくことが多くありがたいかぎりなのですが、相談いただける方のスタンスというのは様々です。

 自社の紹介とWEBサイトの概要を説明された上で、「で、うちのサイトはどうしたらいいですかね?」という方もいらっしゃいますし、「うちのサイトどうですか?」という方もいらっしゃいます。

 会社さんによっては「質問、相談がアバウトすぎてどう答えればいいのかわからない」というところもあるでしょうが、相談してくれる相手の担当者さん(もしくは会社さん)は基本的にインターネットの専門家ではないので、アバウトな質問・相談でも仕方がありません。逆に自分が家を買おうとするときに、「なんかいい家ありますかね?」みたいな聞き方をしてしまうのと一緒です。

 アバウトな質問・相談が普通。なので「こんなこと聞いて大丈夫かな」「馬鹿にされるんじゃないか」「笑われるんじゃないか」なんて気にしなくても大丈夫です。アバウトな質問や相談に対して、「どういう情報があれば時間内で気の利いたアドバイスができるか」それもコンサルティング会社の技量のひとつです。どちらかというと問われているのは、相談をする側ではなく相談を受ける側の「引き出し力」なのです。

 アバウトな質問・相談をされる方も入れば、自社のこだわりやWEBサイトの方向性について、自分で考えていることを話し出したら止まらない、という方もいます。相談を受けているこちら側も、なんとかして話の中から「気の利いたアドバイス」を探すのですが、ずーーっと方向性や改善案を話されるので口を挟むタイミングもない。「引き出す」タイミングもいまいちない。そんなこともあります。

 人によって質問・相談の仕方はそれぞれです。後者の方については、自分の中でインターネットを「どう使いたいか」具体的なイメージがある程度定まっていて、方向性や改善アイデアも自分の中である程度決めているのです。ある種、ECMJのような会社への相談・質問が必要ないようにも思えるのですが、こういった方が伝えたい本心は「~だと自分は思っているのだけれでも、どう思いますか?」なのです。

 一番いいのは、現状考えている方向性、改善アイデアをひと通り聞いた中で、もっとも成果に近そうなアイデアについて賛同し、背中を押すことなのではないかと思っています。「気の利いたアドバイス」が2-3思いついたとしても、圧倒的な効果の違いがあったり、現状考えている方向性と改善アイデアがズレまくっていたりするわけでなければ「こういう考え方もありますけどね」くらいに触れた上で、先方が考えているアイデアの後押しを優先します。

 ほとんどの会社さん、担当者さんにとって、まだまだインターネットのマーケティング、WEBサイトの運用改善は未知の分野です。スタートする前に考えていることとスタート後に感じることは違いますし、改善の積み重ねに取り組んでいる期間や内容によっても「気づく」ことは違います。たとえ方向性の先に大きな壁が待ち受けていたとしても、進まないと理解できないこともあるのです。

 大切なのはこの質問・相談をきっかけにして、相談をしてくれた方に新しい一歩を「より自信をもって」踏み出してもらうことです。遠い未来の希望的観測や未知のリスク、華やかな数値目標を軽んじているわけではないですが、「今日、何をやるか。今週、何をやるか。今月、何をやるか」が決まれば、非常に価値があるものになるのではないかと思います。

 ECMJは「着実な一歩」を踏み出してもらうために個別相談を受け付けています。東京麹町の事務所までご足労いただくことになりますが、無料です。アバウトな質問・相談でも結構です。ぜひお問い合わせフォームからご連絡ください。

 おわり。

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ishida

石田 麻琴 / コンサルタント

株式会社ECマーケティング人財育成・代表取締役。 早稲田大学卒業後、Eコマース事業会社でネットショップ責任者を6年間経験。 BPIA常務理事。協同組合ワイズ総研理事。中小機構販路開拓支援アドバイザー。