ネット戦略「やってやめてやってやめて」はもうやめませんか?【no.1588】

 4月20日のECMJコラムで「Eコマース事業推進のポイントは『評価制度』。あとひとつは?」というコラムを書きました。

 Eコマース事業はもとよりインターネット戦略が思ったように進んでいない会社・組織の本質的な課題とその解決策について書いたコラムなのですが、コラム中でも解説している「評価制度をつくること」「専任を立てること」はもちろんのこと、大切なのは「定期的にインターネットに手を入れる」体制づくり、だと思うんですね。

 コンサルティングサービスを導入する価値、みたいな(手前味噌な)話になってしまうところもあるのですが「定期的にインターネットに手を入れる」体制づくりについて書いていきたいと思います。

*多くの会社は「やってやめてやってやめて」を繰り返している

 母体になっている既存事業・既存の販売チャネルを持っていてインターネットに新しい販路や新規顧客を求めている会社さんの話をうかがっていて気づくのは、インターネット戦略に対して「やってやめてやってやめて」を繰り返しているなということです。

 ホームページが必要だという情報があればホームページを立ち上げる。ネットショップが売れるという情報があればネットショップを立ち上げる。スマートフォン対策が必要だという情報があればホームページをリニューアルする。インスタグラムが流行っているという情報があればインスタグラムをはじめてみる。

 スタートした当初はホームページにどんな情報を載せるかとかネットショップでどんな商品を発売させるかとかインスタグラムにどんな動画を載せるかとか社内のメンバーで考えて実施したりするのだけれども、いつの間にか「あれ、どうなったんだっけ?」という状態になる。

 まあ、多くの場合(とくに中小企業の場合)は経営者の気分やブームで「ネット頑張ってみよう!」になり、経営者の気分やブームが過ぎると「あれ、どうなったんだっけ?」状態になるわけですけども。

*理想を高くもちすぎるあまり現状から一歩も進めていない現実

 こういった気分やブームは不定期で訪れます。まあ経営者や役員・マネージャーも他の仕事と課題をたくさん抱えていますし、「ネット頑張ってみよう!」から「あれ、どうなったんだっけ?」になり、どこかで「このSNSが流行っているよ!」とか「あそこのネット売れてるらしいよ!」とか新しい情報を得るとまた「ネット頑張ってみよう!」になるわけです。まあ、ほどなく「あれ、どうなったんだっけ?」状態になっちゃうんですけどね。

 モチベーションが高いときに動き、モチベーションが低くなると興味を失って活動が止まってしまう。これを繰り返しているうちはインターネットでの成果が上がるわけはありません。モチベーションが高いうちに運よく期待した成果につながるなんていうのは稀で、ほとんどの場合はモチベーションが下がった後に成果がやってくるんですね。だから、継続しなきゃいけないんです。

 大切なことがふたつあります。ひとつは「理想を高くもちすぎないこと」。本気で取り組む前から期待値を高くもっているとあまりの現実に気分やブームが落ち込んでしまうのも早くなりがちです。そしてもうひとつ。これはコンサルティングサービスを導入することの大きな価値のひとつでもあると思うのですが、モチベーションが下がっても「継続せざるをえない」環境をつくることです。

 気分やブームによって始め、モチベーションの低下とともに終わる。「やってやめてやってやめて」を繰り返している。けれどもインターネットの重要性は感じている。もしも「本気」でやるならば、コンサルティングサービスを利用されることをおすすめします。嫌でも進捗しますよ。