定例ミーティングでおこないたい「たった3つ(+1)」のこと【no.1607】

 Eコマース事業について週次や月次で定例のミーティングを開催している会社さんが多いと思います。

 売上を確認して、市場の情報を確認して、次の施策のアイデアを共有して、みたいな内容が全般だと思うのですが、「数字をみて何を探せばいいのかわからない」「毎回アイデア出しだけで終わってしまう」というような「あまり意味の無いミーティング」化してしまっているケースもなくはないですよね。

 定例ミーティングでおこないたいことはたった3つ(+1)です。組織や事業によって付け足しがあるとは思いますが、まずは盛り盛りにせず「軸」をつくるところから始めていきましょう。

*前回ミーティングからの宿題の確認

 定例のミーティングは続いていきます。続けていくからこそ意味のある、価値のあるものになっていきます。なぜ続けることが大切かといえば、マーケティングは「仮説⇒実践⇒検証」のサイクルで成り立っているからです。前回のミーティングでは「こう考えた、だからこれをやってみた、そうしたらどうだった、だからこうかもしれない」これを確認&共有するのが定例ミーティングの役目です。

 必ず定例ミーティングの内容に盛り込みたいのが「前回ミーティングからの宿題の確認」です。前回のミーティングで決定した事項、たとえば「施策の実行」や「アイデア出し」や「データの作成」などが期間内になされているか、もしくは進捗が順調に進んでいるかをミーティングで確認します。この「前回ミーティングからの宿題の確認」をミーティング内容に入れ込むことで、「決まったことが定期的に確認される文化」を社内につくることができます。

*日次、週次、月次のデータの確認

 次におこないたいのがデータの確認です。Eコマース事業に取り組んでいる会社さんならば、ECMJコラムでもたびたび登場している「実行数値管理表」のデータをミーティングメンバーであらためて確認していくところから始めてください。データ(結果)と施策・事象(原因)をみながら「どんなことをやってどんな結果がでたのか」「どんなことが起こってどんな結果がでたのか」「どんな結果が起こっているときにどんなことをやったのか」その相関性を探していきます。

 「実行数値管理表」は主に日次と月次でのデータを作成して確認しますが、「商品別販売実績管理表」は週次、「競合分析表」は月次で作成するなど、分析データによって取得期間が変わります。また「いまのデータ」を確認することに慣れてきたら、「前月」「前年同月」「前年翌月」の3方向からデータを見ていくのも良いかもしれません。「去年はどんなことがあったか」「今年はこれからどんなことが起こりそうか」を予測することができます。

*市場環境、競合の情報を出し合う

 前回のミーティング以降で実践したことや、データを確認して得られた仮説から次の施策を考えます。次の施策を考えるときの材料になるのは、自社の過去施策とデータだけではありません。市場環境や競合の状況も具体策を決める上での参考になります。

 市場環境の大きなものは、景気や天候、気候、トレンドなど。もう少し小さくなると自社がカテゴライズされる業界やプラットフォームの環境の変化です。また競合については同じような商材を扱っている競合もそうですし、「食品カテゴリ」や「アパレルカテゴリ」など一段階二段階広いカテゴリもあります。内の情報だけではなく、外の情報も机の上に出しましょう。

*次回のミーティングまでの宿題を決める

 最後に次回のミーティングまでに行うことを決めます。大切なのは「担当者と納期」です。これが決まらなければワイワイとアイデア出しだけをするミーティングになってしまいます。「納期」は次回のミーティングまでですからシンプルです。長い期間がかかる施策ならば「工程分け」をしてミーティング毎に進捗を確認していってください。

 なかなか決まらないのが実践の担当者ですが、ここは元々の担当割りから「たとえ業務の偏りがあっても」担当者を指名していくしかありません。まずはその前提があった上で「他の人にサポートしてもらう。手を借りる」というふうにした方がいいですね。