いったいどうなる!?楽天市場の6月の販促企画【no.1620】

 ECMJのクライアントさんは中小企業が多く、自社の属している市場の動きは様々の中でも「いかにしてシェアを広げていくか」「いかにして新しいニーズを探していくか」というところがポイントになっています。大企業のクライアントさんが多ければ「市場が拡大しているか縮小しているか」みたいなのはすごく重要な要素になると思うのですが、中小企業の場合は「市場の拡大・縮小は気になるけれども自社の地道な努力が大切」みたいな話になるのです。やはり戦略が違うわけですね。

 ただ、市場の大きな流れというのもあって、Eコマースの業界だと昨年から今年にかけて大発生している送料の問題やショッピングモールの動向の問題などがあると思うんですね。その中で気になっているのが、「楽天市場」の動きかと思っています。

 自社サイトでのネットショップを軸にしている、自社サイトでのネットショップを軸にできている一部のブランド認知のあるEコマースサイト、もしくは商材やサービスや参入時期やとんでもなく賢い経営陣によって自社サイトを軸に回っているEコマースサイト以外においては楽天市場をメインにしてEコマース事業を回しているところが多いと思います。うちはYahoo!ショッピング店が軸ですとか、Amazonを軸にしていますよりは楽天市場が多いかなと。(AmazonはYahoo!ショッピングよりはありそうですが)

 楽天市場の動きで気になるのはセール・販促企画を乱発していることです。楽天市場のセール・販促企画のメインになるのが「スーパーセール」そして次に「お買い物マラソン」です。これまではスーパーセールが3月6月9月12月の年四回。お買い物マラソンがその間を縫うように開催されていました。お買い物マラソンが2ヵ月続いてスーパーセールがある、を繰り返していたわけですね。(数年前はスーパーセールもお買い物マラソンももっと回数が少なかった)

 それが今年の3月です。前半にスーパーセールが開催され、後半にお買い物マラソンが開催されたんですね。元々スーパーセールとお買い物マラソンを両方とも3月に開催することが決まっていたわけではなく、スーパーセールが終了した後にお買い物マラソンを同月に開催することが決まったんですね。3月のお買い物マラソン開催日と4月のお買い物マラソンの開催日がほぼ同じ時期に決まったと。

 3月のお買い物マラソンと4月のお買い物マラソンの開催時期は二週間しかありませんでした。通常時の販売にどれくらいの影響がでるかと思っていたのですが、セール企画からセール企画の間が二週間くらいだとお客様は待っちゃうんですよね。いろんな方の話を聞いていると4月の上旬の10日間ほどは売上が低調なところがほとんどでした。1ヵ月は待てないけれど、二週間なら購入を控えて次のセール企画を待ってしまう、と。

 楽天市場で春から始まった販促企画がもうひとつあります。「5の倍数の日」のセール企画で「5の倍数の日(5、10、15、20、25、30)にポイント変倍」ということなんですが、これはYahoo!ショッピングが開催している「5のつく日(5、15、25)にポイント変倍」の企画に対抗しているものだと思われます。

 そして注目なのが、楽天市場の2018年6月のセール・販促企画として3月と同様に「スーパーセール」と「お買い物マラソン」がふたつとも開催されるという点です。また「5の倍数の日」の販促企画もありますから、販促企画がダブる日が何日かありますが「6月の半月間はセール期間」になるということになります。これは果たしてどうなのだろうか・・。

 当然、日次で浮き沈みがあったとしても月次トータルで売上と利益がアップしていれば出店者側の商売としてはOKなわけですが、お客様がどんな動きをされるのか、非常に気になるところです。