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ドタキャンは信頼残高を減らす?それよりも勿体ないこと【no.1790】

 つい先日のことなんですが、高校の同窓会兼忘年会がありました。僕らは中学と高校が一貫校なので、実際には中学高校の同窓会兼忘年会で、毎年11月下旬の恒例イベントになりつつあります。なんで11月下旬なのか。12月の忘年会って重なるじゃないですか。金曜日だと特に。できるだけたくさんの同級生に参加して欲しいので11月の下旬の金曜日の開催にしています。同級生のメンバーのほとんどの人にとって、一番早い忘年会みたい。

 ちなみに私が幹事役を買って出ています。特に理由はないんですが、流れ的にそうなっているのと、こういう「言い出しっぺ」的な仕事が他の人よりも得意みたいです。自分としても全く抵抗なく、この役目を続けています。基本的にみんなで集まるのも年1回ですしね。(実は今年だけ5月にもみんなが集まる機会があった)

 それでですね。今年の同窓会兼忘年会、何が困ったかって、参加人数が当初の予想よりかなり下回ったんですよ。理由は、直前のキャンセルが多かったから・・

*「ドタキャン」はアリか、ナシか論争勃発

 今年の同窓会兼忘年会、たまたま同級生の忙しい週末にあたったらしく、告知を始めた当初から集まらなそうな気配がありました。例年だと30名くらい。いつも必ず参加している同級生が会食やら出張やらで、告知後すぐ5名くらい不参加の連絡がきたんですね。これは5日10日前ではなくて、2週間1か月くらい前からもらった連絡なので問題なし。

 問題なのは開催日の前日、当日、場合によっては当日の開催中の「行けません」の連絡で、今回の同窓会兼忘年会ではこれが多かった。ひとりはインフルエンザなのでこれは仕方ない(むしろ来ないで欲しい)として、「仕事が仕事が仕事が仕事がー」という感じで4-5名が直前キャンセルになりました。幹事として一番困るやつです。なにが困るか。予約したお店の店員さんから「何人減るんだよ」って白い目で見られるじゃないですか。しかも今回、お店貸し切りだったし。

 一次会の同窓会兼忘年会が終わった後、同級生8人で二次会に行ったのですが、その場で「あれはないだろう」とか「社会人としてなってない」みたいな話が出ました。ちなみに、私じゃないよ。

*「信頼残高」が減る、以上にもったいないことは

 あくまで私が言ったわけじゃない前提ですが、直前のキャンセルは「信頼残高」が減る行為であって、そこを理解した上で「ドタキャン」をしているのかと。もしこれが仕事関係であったならば、ニコニコ笑って「大丈夫ですよ」と伝えた上、心の中で「こうコイツとは仕事しない」になりえること。「仲いいメンバーだから、『行けない』って言いやすかったんじゃないの?」というポジティブ意見もありましたが、「仲いいからこそ大事だろ」的な意見もあり。さすがにドタキャンにキャンセル料を課そうみたいな話にはならなかったですが、それをやってもねぇ・・

 まあ「信頼残高」の話もありますが、個人的にもっともったいないことがあると思っていて、それは「様々な仲間とコミュニケーションが取れる」時間を失うことだと思うんです。仕事が理由でキャンセルした同級生は、結果として「仕事の方を選んでしまった」ことになるんだけども、目先の仕事をやるより「たくさんの人(仲間)とコミュニケーションする時間」を取った方がはるかに良くないですか?それは「人生が豊かになる」だけではなく、今後の仕事や取り組み方にもつながってくるかもしれない。みんないい歳になって、それなりの役職にもついているわけだから、こんな機会ってそうそうないじゃないですか。

 みなさんこれから忘年会が増える時期かと思いますが、くれぐれもドタキャンしないように。仕事よりも外とのコミュニケーションの方が大事ですよ!お前らのことだ!

カテゴリー: 0.ECMJコラムALL, 6.Eコマースの悩み

ishida

石田 麻琴 / コンサルタント

株式会社ECマーケティング人財育成・代表取締役。 早稲田大学卒業後、Eコマース事業会社でネットショップ責任者を6年間経験。 BPIA常務理事。協同組合ワイズ総研理事。中小機構販路開拓支援アドバイザー。