ECMJ(株式会社ECマーケティング人財育成)

「時間管理」のテクニックその①「予定に付随する予定」を管理する【no.1842】

 「時間管理」について改めて書いていきます。

 ECMJコラムでは何度かご紹介している「時間管理術」。ECMJの顧問先メンバーの皆さん向けに伝えている「仕事の進め方の方法」なのですが、リモートワーク化への変化が激しい昨今、「自分の時間を自分で管理する方法」は非常に重要性が高くなっていきます。

 同じ場所に出社して、同じ場所で業務をおこなう。スケジュールは近くにいる上司が把握している。というように、これまでは自分だけでなく企業側が時間を管理してくれていた部分もありますが、リモートワークとなると自分で時間を管理しなくてはいけなくなります。

 リモートワーク化で企業側は個々人の時間管理がしづらくなるので、成果管理に向かっていくのは当然のこと。自分自身で「時間管理」ができない人にとっては生きづらい世の中になっていくでしょう。

 ということで、ECMJの「時間管理術」は、「自分自身を上手にコントロールし、今に最大限集中するためのテクニック」なわけですが、ECMJの顧問先の社長さんは「CPUを最大化する方法」とおっしゃっていました。そのとおり。人の脳はひとつですから、結局一度に「ひとつのこと」しかできません。この「ひとつのこと」のパフォーマンスをいかに最大化させられるかが重要なわけです。

 ECMJが伝えている時間管理のポイントは全部で5つ。まずはそのうちのひとつである、「予定に付随するタスクを挙げ、事前にスケジュール化しておく」について紹介していきます。

 仕事のスケジュールを立てるとき、すべての予定を頭の中で管理している人は少ないと思います。というか、さすがにいないと思います。スケジュール帳やITツールを使って予定を管理している人が多いのではないでしょうか。

 スケジュール帳やITツールで管理している予定のメインになっているのは「人と会う予定」だと思います。「ECマーケティング人財育成の石田さんと渋谷で商談」であったり「社内の定例の営業会議」であったり、「自分だけではなく社内外の他人が絡む予定」をスケジューリングしていることが多いでしょう。

 これが基本のスケジュールですが、「時間管理術」はポイントが少し異なります。「自分だけではなく社内外の他人が絡む予定をスケジューリング」した上で、さらにどうやって時間を自己管理していくのかという話です。そのポイントのひとつ目が「予定に付随するタスクを挙げ、事前にスケジュール化しておく」になります。

 前述した「ECマーケティング人財育成の石田さんと渋谷で商談」というスケジュール。手ぶらならまだしも、提案資料をつくって望まなくてはいけないかもしれません。「社内の定例の営業会議」は口頭だけではなく、定型フォーマットへの成果入力が事前に義務付けられているかもしれません。「予定」には「付随する予定」があります。この「付随する予定」も「予定」と同様にスケジューリングしてしまうのが「時間管理術」のポイントのひとつ目です。

 「ECマーケティング人財育成の石田さんと渋谷で商談」であれば、提案資料の作成がなかったとしても「渋谷駅までの移動」という「予定」に「付随する予定」があるはずです。これも一緒にスケジューリングしてしまいましょう。

 「予定に付随するタスクを挙げ、事前にスケジュール化しておく」ことで準備の時間を忘れずに書き残しておくことができます。事前にスケジュールに落としておけば、準備を忘れてしまうことはありません。また、「予定」と「付随する予定」はマストなわけですから、それ以外の残り時間が把握でき、その中で他の仕事を組み立てていくことができるようになります。

 上記ふたつの効果は「時間管理術」全般に言えることです。また「時間管理術」のポイントふたつ目以降を紹介していきたいと思います。

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ishida

石田 麻琴 / コンサルタント

株式会社ECマーケティング人財育成・代表取締役。 早稲田大学卒業後、Eコマース事業会社でネットショップ責任者を6年間経験。 BPIA常務理事。協同組合ワイズ総研理事。中小機構販路開拓支援アドバイザー。