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アンバサダーの協力を得てSNS戦略をリードする。前編【no.1972】

 アンバサダーの協力を得てSNS戦略をリードする。前編

 SNSのマーケティング活用の重要性が高まっている現在のEC市場。「アンバサダー」という言葉がよく聞かれるようになりました。アンバサダーは「商品やサービス、ブランドや販売元企業の熱烈なファン」を指す言葉。今後のマーケティングのポイントになるのが、アンバサダーの存在になりそうです。今回のECMJコラムはアンバサダーとSNS戦略について。

アンバサダーは価値観に共感し、SNSで発信をする

 アンバサダーという言葉。あまり聞き慣れないですが、いままでなら「ファン」が近しいのではないかと思います。しかし、この場合は「熱烈なファン」。いままでのファンとこの「熱烈なファン=アンバサダー」の違いが何か。それ自体がSNSのメディア性といえます。

 これまでの「ファン」といえば、特定の商品やサービス、ブランドや企業を支持する人。その商品やサービスを利用する人、そして友人や知人に口コミをしてくれる人。こういった方がファンの定義でした。アンバサダーは商品やサービス、ブランドや企業を支持してくれるだけではありません。その情報を積極的に自身のメディアであるSNSに投稿してくれることが大きな違いです。

 また、従来のファンは商品やサービスを利用する人が主でした。アンバサダーは商品やサービスを必ずしも利用するわけではありません。価値観に共感し、SNSで発信しているだけでも「熱烈なファン」になります。商品やサービスの利用頻度や購入回数、購入金額が高いことが重要ではないんですね。いかにSNS、インターネット上で影響力があるか。商品・サービス・ブランド・企業への共感性がアンバサダーを生み出します。

アンバサダーの存在が重要になる理由

 ブランド・企業にとってアンバサダーが重要になる理由はいくつかあります。

 ひとつはユーザーの選択動機として、SNSが強くなっていることです。ブランドや企業側が「この商品いいよ!」と叫んでも、ユーザーは信用してくれません。ユーザーはユーザーの意見を信頼し、商品やサービスを利用します。

 もうひとつは、ブランドや企業の情報発信は、ユーザーに届きづらいことです。ブランドや企業のアカウントとして数万のフォロワーを抱えているアカウントも多いですが、発信した投稿が必ずしもユーザーのタイムラインに掲載されているかといえばそうではありません。タイムラインでも閲覧性が高いのは知人・友人の投稿です。

 最後に、ファン同士の意見は拡散しやすいということです。ファン同士が自分たちで盛り上がり、新しいムーブメントをつくる可能性があります。そのムーブメントの中心になる人物として、アンバサダーの存在が欠かせません。商品やサービスを楽しむための情報源、というところですね。

ユーザーの勝手な盛り上がりが新しいユーザーを巻き込む

 ちなみに、わたしもTwitterの「専用アカ(専用アカウント)」を作成し、とあるスポーツジムの情報収集をしています。SNSから単に情報を得るだけではなく、自らも発信してユーザー同士が盛り上がる。しかしその盛り上がりにスポーツジムの側は一切関与していません。ユーザー同士の勝手な盛り上がりが新しいユーザーを巻き込む。現在のマーケティングの最先端をいっている事例だと思います。

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カテゴリー: 0.ECMJコラムALL, 8.Eコマースの集客

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石田 麻琴 / コンサルタント

株式会社ECマーケティング人財育成・代表取締役。 早稲田大学卒業後、Eコマース事業会社でネットショップ責任者を6年間経験。 BPIA常務理事。協同組合ワイズ総研理事。情報産業経営者稲門会役員。日本道経会理事。 UdemyにてECマーケティング講座配信中。 こちらから