著者:石田 麻琴

ノウハウの「点」をEコマースチームが「線」にし「円」で成長させる【no.1980】

 全国的にコロナ禍が落ちついてきている昨今なのですが、ECMJにもいままでとは違ったご相談・ご依頼が入ってくるようになりました。ツールやシステムの「活用」に関するご相談・ご依頼です。

 Eコマースのシステムもそうですし、Eコマースのマーケティングを進めるためのツールもそうなのですが、当然ながら導入しただけでは売上につながりません。ツールやシステムを日々運用し、活用することで売上につなげていくわけなのですが、そのための教育・コンサルティングとしてのサポートのご相談・ご依頼を同時多発的にいただいている状態なのです。

 これはおそらくコロナ禍が落ちついてきていることと関係があって、コロナ禍によりEコマースのニーズが高まっていること、ツールやシステムを導入したが「いかに日々運用すればいいかがわからない」というお客様のニーズが多いこと、同じ意味ですが導入から運用のフェイズに入ってきたこと、もちろん皆さんが出社をしたり次の事業へのアイデア出しをする機会が増え、「攻め」の方に志向が向きはじめていること。さまざま理由はあるのだと思います。

 ただ、ご相談・ご依頼をいただいたソリューション会社さんのWEBサイトを見ていてひとつ思うことがあって、ある程度Eコマースを運用していくための「教育コンテンツ」はほとんどの会社さんがすでに用意されているんですよね。ノウハウのテキスト・コラムや動画のコンテンツをいくつか出されているところがほとんどです。ではなぜ、われわれECMJのところにご相談・ご依頼がくるのか、というところなのですが、ポイントは「線をつくること」なのではないかと思います。

 ソリューション会社さんが自社WEBサイトで提供しているEコマースのノウハウだけではなく、インターネット上にはノウハウも知識も成功事例もあふれています。どうやって画像を撮れば良いかとか、HTMLの知識とか、インターネット広告の数字の見方だとか、バックヤードの仕組みの効率化だとか、それにEコマースというビジネス自体の利益管理だとか。ただ、どれもあくまで「点」なんですよね。各々の情報が部分最適にすぎない。

 Eコマースというビジネスを展開していくとき、大切なのがこの「点」をいかに自社のケースに合わせてつなげていくか、なのです。そしてその「点」をつないで「線をつくる」仕事は、Eコマースを事業としておこなうEコマースチームだったりEコマース担当者がするしかないことなんですね。いま、Eコマースの事業者のみなさんが困っているのは、この「点を線にすること」なのではないかと思います。有益な情報はあまたあふれているんですよね。

 ECMJは、クライアントさんの中にEコマースチームをつくるコンサルティング事業をおこなっています。コンサルティングの中でEコマースチームに伝えているのは「Eコマースビジネスのつくり方」であったり「Eコマースの通常業務のつくり方」であったり「Eコマースにおける日々の判断の仕方」だったり、です。まさに「点」の情報をEコマースチームが「線」にし、PDCAという「円」にする。そのお手伝いをしています。

 実をいうと、このコラムが発信される11月25日はわたし(石田)の誕生日でして、今回のECMJコラムでは少しEコマース市場の流れと、ECMJの位置づけについてまとめた感じに書かせてもらいました。Eコマースの情報の「点」を「線」にし、「円」として成長させられるEコマースチームをつくる。さまざまな協業先の会社さんとこういった体制をつくっていきたいと考えていますので、ソリューション会社のみなさんも事業会社のみなさんも引き続きよろしくお願いいたします。