ECMJ(株式会社ECマーケティング人財育成)

大切なのは「自分から」行動すること【no.2135】

 2023年最後のECMJコラムです。

 今年も毎週1回、計50回ほどコラムを書いてきました。ECMJコラムがスタートしたのが2013年。2023年はECMJコラムの10年目の年になりました。ご存じの方がいるかわかりませんが、スタート当初のECMJコラムは毎日更新でした。この毎日更新は数年つづき、その後平日のみの更新へ。過去のコラムのリライトも絡ませながらの更新にもなり、新しいコラムの頻度は減りました。

 とはいえ、1,500文字程度のコラムを毎週1本書き続けることでも、継続しやすいことではないと思います。「コラム読んでます」みたいな声はいまだにもらえますので、ECMJという会社のひとつのアイデンティティになっているのではないかと思います。私個人としては、コラムがブランドづくりの一端を担うことをうれしく思っています。

 さて、みなさんの2023年はどのような年だったでしょうか。このコラムを読んでいただいているのが2023年の年末なのか、それとも2024年以降なのか、私からはわかりません。ただ、このコラムを読んでくれている時点で、2023年という1年を何らかの形で経たのだと思います。良い年だったかもしれませんし、もしかしたらあまり良くない年だったかもしれません。

「自分から人に会いにいく」こと

 ECMJは比較的安定をしているビジネスではありますが、その中でもいくつかの変化がありました。大企業のクライアント様との取引のスタートや、長くお付き合いをしてきたクライアント様の卒業もありました。私個人、そしてECMJもこの1年間で変化をしてきたわけですが、2023年の後半、特に意識をしてきたのが「人に会う」でした。2023年の前半、日々の業務に追われ、少し悶々としていた中で、改めて思ったのは「自分から人に会いにいく」ことです。

 ECMJの創業は2011年の秋でした。会社としての設立日は2011年の10月28日。ただ、会社の設立前からコンサルティングの活動、営業活動を進めており、実質的なスタートは2011年の6月ごろだと記憶しています。この仕事をはじめた当初はスケジュール帳が真っ白で、週の予定も数本のみ。私のメンターでECMJの取締役でもあった、故岩佐豊氏、故片貝孝夫氏のすすめもあり、とにかく「人に会う」を心がけてきました。当時は、オンライン会議がなかったので、「人に会う」ためだけに地方まで足を運んだこともあります。

 それが固定のクライアント様が増え、また固定の会合が増えるとスケジュールが埋まるようになり、「人に会う」機会がだんだんと少なくなる・・というか固定化されていきました。過去に情報交換をしていた方でも、直接的な仕事の取引がないと連絡も疎遠になりがちです。そこで、今年の10月ごろから、「積極的に人に会う、誘われたら断らない」を徹底してきました。そのおかげで忘年会の数がとんでもないことになり、かなり体力を消耗しましたが・・笑

大切なのは「自分から」であること

 「積極的に人に会う」を実践して、ひとつ気づきがありました。必ずしもリアルでお会いするのではなく、オンラインでお話する機会も多いのですが、前回お話してから4-5年ほどの間隔があっても、みなさん活発な情報交換をしてくれるのです。お互い、少し連絡を取るタイミングがなかっただけで、信用をして話してくれるのです。もちろん、この情報交換の中から生まれた次のビジネスの可能性もあります。大切なのは「自分から連絡する」「自分から場をつくる」ことであると、改めて気づきました。

 Amazon創業者のジェフ・ベゾスの言葉「Day 1」をご存じの方も多いと思います。「毎日がはじまりの日」という意味です。もし自分の仕事がはじまりの日だったら、何をするか。きっと自分から積極的に人に声をかけ、人との場所をつくっていくと思います。この気づきを胸に、2024年も「自ら行動する」ECMJをつくっていければと思っています。2023年もありがとうございました。良いお年を。

(2024年のECMJコラムは1月10日からスタート予定です)

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ishida

石田 麻琴 / コンサルタント

株式会社ECマーケティング人財育成・代表取締役。 早稲田大学卒業後、Eコマース事業会社でネットショップ責任者を6年間経験。 BPIA常務理事。協同組合ワイズ総研理事。中小機構販路開拓支援アドバイザー。