ECMJ(株式会社ECマーケティング人財育成)

ショッピングモールと自社サイトの「検索」集客。その1【no.1385】

 ショッピングモールと自社サイトの「検索」からの集客について、もう少し深く解説をしていきます。まずは楽天市場やYahoo!ショッピングなどのショッピングモールに出店しているネットショップの「検索」からの集客についてです。

*ネットショップへの「検索」からのアクセスの考え方

 ショッピングモールにネットショップを出店した直後、いまの市場を鑑みるとすぐにネットショップにアクセスが集まってくるケースは少ないのではないでしょうか。1日に10~15アクセスで推移するネットショップがほとんどだと思います。

 「検索」からのネットショップのアクセスを考えるとき、知っておきたいのが「検索ボリューム×検索順位」の考え方です。

*「検索ボリューム×検索順位」の考え方とは・・?

 ショッピングモールの検索からのネットショップへのアクセスは「検索ボリューム×検索順位」によって変化をしていきます。

 「検索ボリューム」とはお客様がショッピングモールの検索バーでキーワード検索を回数のことです。検索ボリュームが多ければ多いほど、ネットショップのアクセスも高くなる傾向にあります。検索ボリュームは主に取り扱う商材によって異なります。「化粧品」や「テレビ」や「紙コップ」などでも各々ボリュームが違うでしょう。

 もうひとつが「検索順位」です。お客様がショッピングモールの検索バーでキーワード検索をおこなったときにその検索結果として自社のネットショップの商品が何番目に表示されたか。これによってもネットショップへのアクセスは異なってきます。当然、検索結果の上位にいる方が多くのアクセスを見込めることになります。

 「検索ボリューム×検索順位」のバランスがショッピングモールに出店しているネットショップのアクセスを左右しています。仮に検索ボリュームが100だったとしても、検索順位が最下位だったらネットショップへのアクセスはほとんどありません。検索ボリュームが10だったとしても、検索順位が最上位(一番目)ならアクセスを総取りできるかもしれません。バランスが大切です。

*「検索ボリューム×検索順位」はコントロールできるのか?

 問題は「検索ボリューム×検索順位」を自分たちでコントロールできるのかということです。自分たちの力で検索ボリュームを10倍にでき、さらに検索順位を一番目にできたならばショッピングモールの検索から最大限のアクセスを獲得することができるはずです。

 結論からいうと「検索ボリューム」は自分たちでコントロールすることができません。「紙コップ」とキーワード検索するお客様の数をネットショップ運営側が増やすのは無理なのです。自分たちで工夫ができるとすれば「検索順位」ということになります。

*「検索順位」をいかにしてコントロールするか・・?

 ショッピングモールの検索順位はショッピングモール側が独自に設定した「アルゴリズム」というルールによって決まります。このアルゴリズムは商品の売上、売れ数、転換率、PV数、レビュー数、店舗評価などの要素が混ざり合って決まるのですが、商品ページで設定しているキーワードの内容や並び順などによっても検索順位が微妙に変わってきます。売上や売れ数は自分たちでコントロールできませんが、「商品ページの設定」の部分はコントロールが可能あなのです。

 もうひとつです。自社のネットショップの商品ページを様々な検索キーワードにヒットするようにすれば「検索ボリューム×検索順位」を最大限に確保することができます。ショッピングモールの管理画面で商品名やキャッチコピー、商品説明文を工夫することで様々な検索キーワードにヒットするようにするのです。

 つづきはこちら。

 

カテゴリー: 0.ECMJコラムALL, 8.Eコマースの集客

ishida

石田 麻琴 / コンサルタント

株式会社ECマーケティング人財育成・代表取締役。 早稲田大学卒業後、Eコマース事業会社でネットショップ責任者を6年間経験。 BPIA常務理事。協同組合ワイズ総研理事。中小機構販路開拓支援アドバイザー。