著者:石田 麻琴

つくったまま更新しないネットは「失敗」します。【no.1052】

 つくったまま更新しないネットは「失敗」します。

 WEBサイトを立ち上げても、更新をしなければネットは必ず「失敗」します。これはどんなWEBサイトでもいえることです。ECサイトやWEBサービスサイトに限りません。すべてのWEBサイトにいえることです。

 会社概要や事業内容を紹介するコーポレートサイト(ホームページ)でも同様です。テキスト文章や動画で情報発信をするメディアサイトでも同様です。WEBサイトを立ち上げても、更新をしなければネットは必ず「失敗」します。

*サイトを立ち上げた日がスタートライン

 WEBサイトの制作をする会社の営業にのって、ホームページを立ち上げてしまった。しかし、その後は何もしていない。つくったままの状態になっている。友達の会社がオンラインショップで商品を売っていると聞いたから、ECサイトを立ち上げた。しかし、サイトをつくっただけで、その後は何もしていない。

 「無いよりはあった方がいいんじゃないか・・」くらいの気持ちで取り組んでいるなら結構です。しかしもし、WEBサイトを介して、「お客様に商品を売りたい」「見込み顧客からの問い合わせが欲しい」「自社の認知を広げていきたい」などと考えているなら、更新がされていないWEBサイトは意味を成しません。

 あくまでネットは、WEBサイトを立ち上げた日がスタートラインです。そこからWEBサイトを改善していって、営業や売上につなげなければいけません。ECサイトを立ち上げただけで、全国から商品の注文がバシバシ入ってくる。WEBサイトを立ち上げたら、全国から資料請求の連絡が絶え間なくやってくる。そして全国の皆さんがあなたの会社の名前を知ってくれる。こんなことはありません。

*ネット活用の本当のポイントは「運用」

 本当に大切なのは、WEBサイトをつくることではなく、WEBサイトを更新していくことです。つまり、ネット活用の本当のポイントはその「運用」にあります。

 ネットの活用に取り組むということは、「運用の体制」を考えることでもあります。ECサイト、サービスサイト、コーポレートサイト、メディアサイトを立ち上げることを決めると同時に、「どうやってWEBサイトの運用を回していくか」をイメージしたいところです。

 ネットの知見がある自社のスタッフにWEBサイトの運用を任せるのか、それともWEBサイトの運用ができるスタッフを新しく採用するのか。採用するのは社員なのかアルバイトなのか、それともインターンにお願いするのか。もしくはソリューションの会社にWEBサイトの運用代行をお願いするのか。この部分を考えておかないと、本当に「つくったまま更新しない」ネットになってしまいます。

*更新することで伝わるように仕上げていく

 ネットをひとりの営業マン、ひとつの営業チャネルとして活用するためには、定期的なWEBサイトの更新が必要です。WEBサイトに情報を追加したり、WEBサイトのレイアウトを変えたり。またWEBサイトの内容を整理したりすることで、自社のサービスをお客様に伝わるように仕上げていくのです。更新されないWEBサイトは、自分が言いたいことを一方的に伝える新人営業マンです。

 つくったまま更新しないネットは必ず「失敗」します。

【合わせて読みたい】
データを活用しないネットは「失敗」します。【no.1053】
「ネットショップの更新ってこんなに手間がかかるの?!」マーケティング担当が知っておきたいEC制作の基礎知識【ネッ担まとめ】

1コメント

Comments are closed.