著者:石田 麻琴

引越し業者ってめちゃくちゃスゲー、営業の裏をみた話。その一【no.0498】

 引越し業者ってめちゃくちゃスゲー、営業の裏をみた話。

 こちらは過去のECMJコラムで人気があった「引越し業者さんの話」です。ひとまずマーケティングぽい?話としてお楽しみください。(すでに引越し済です)

 ちょっと家庭の事情(妻の出産)で、妻の実家の近くに引っ越すことになりました。それでこの数週間、家を探しておりました。

 いくつかトラブルなり、アクシデントなり、意外な物件との出会いがありました。結果、晴れて「ここが一番駅から近くていいよねー」と言っていた物件に辿りつくことができました。ですが、物件があっても「審査」というのがあり、その後「契約」があるわけです。

「引越し業者って決まっています?」みたいな提案

 審査を通過し契約となるまでに、申込の流れの中で「引越し業者の選定」がありました。まず不動産会社から「保証会社の審査に通りましたよ」という電話がかかってきます。そして「これから契約書をお作りしてご自宅にお送りしますね」。その後に、「引越し業者って決まっています?」みたいな話になるわけです。

 自分で引越しを済ませてしまう(友達に手伝ってもらう含め)。または特定の引越し業者に決めている。はたまた知人の引越し業者を使う。などでなければ、提携している引越し業者から見積を取ってみませんかというわけです。もちろんウチ(不動産会社)の顔も利きますし安くなるんで、みたいな感じですね。

 まあ、特段引越し業者にこだわりはありません。また、自分達でやる気もないし、知人の引越し業者に任せる予定でもありません。ということで、「お見積をお願いしてもらえますか」と不動産会社に依頼しました。選択肢は4社ほどあったのですが、2社くらい聞いておけばいいかな、という感じで。

日曜日のまったりしている時間に電話がかかってきた

 そんな私と不動産会社の電話でのやり取りがあったのが、日曜日の午後。不動産会社は「その2社から見積の電話がかかってくるので」といいます。てっきり翌月曜日にかかってくるのかなと、残りの休日を楽しんでいました。が、いきなり当日、最もまったりしている夕方6時に電話がかかってきたんですね。

 フリーダイヤルでの着信でしたから、「おお、きたかな?」と予想はできました。それは引越し業者のS社でした。「この度は、お見積りの機会をいただいて誠にありがとうございます。早速なんですが、お見積りにお伺いする時間を決めたいのですが・・」。まあ、非常に感じの良い女性の方からの電話です。そしてS社は翌月曜日の朝のアポイントを希望されました。しかし仕事が混んでいる時間帯だったので、火曜朝イチの時間帯でお願いをしました。

 見積の時間も決まり、「では火曜日に」とまさに電話を切るというときです。突然オペレーターの方が「今回、無料のお見積りをいただいたお礼に、宮城県産のお米『ひとめぼれ』1キロ、700円相当を差し上げます。こちらは、もし見積を採用していただかなくても、お渡ししていますので・・」と言いました。「ほぅ、見積をするだけでお米がもらえるのか」と。なんで「700円相当」という言葉を付け加えたのだろうか。そこに違和感をもちながらも、「そうですか。ありがとうございます」と言って、電話を切りました。

この後のお時間いかがでしょうか?

 なんとそのわずか8分後のことです。今度は引越し業者のA社の方から電話がかかってきました。同じように女性のオペレーターの方(音が割れていて聞きづらかった)が言いました。「この度は、お見積りの機会をいただきありがとうございます。早速なんですが、お見積りはこの後のお時間いかがでしょうか?」。

「えっ!この後って、いまからってことですか?(休日だし、めちゃくちゃ気を抜いてる感じなんですが・・)」

 つづきはこちら

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2 コメント

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