著者:石田 麻琴

「今さらこのジャンルに新規参入はないよな」が有利な時代【no.1431】

ECMJの顧問先は社歴の長い会社さんがほとんどです。

意外に思うかもしれません。Eコマース、ネットショップというとこの15年ほどのビジネスですから、Eコマースのコンサルティングというと若い会社の顧問先が多いイメージがありそうです。お話しをすると「意外ですね」と言われることもけっこうあります。

長い会社さんだと100年以上前から続いているところがあります。60年・70年続いている会社さんもありますし、そのあたりが一番のボリュームゾーンです。そして35年以上続いている会社さん。10年以内という顧問先も数社ありますが、少し前はゼロでした。すべての会社さんが社歴35年以上でした。

母体となるビジネスを長年継続されていて、インターネットに新しい販路を求められている、という会社さんが多いんですね。ECMJの顧問先は。またそういった会社さんに良くマッチするコンサルティングなのだと自社としても思っています。

ここからが今日の本題。35年60年70年100年継続している会社さんの顧問先をしていて思うのが、「今さらこのジャンルに新規参入はないよな」と思うようなビジネスをやられていること。もちろんいい意味です。「今さらこのジャンルに新規参入はないよな」の商材こそ、インターネットではよりチャンスがあります。

「今さらこのジャンルに新規参入はないよな」は確実にインターネットビジネスの「差別性」に繋がります。全国のそういった会社さん、ECMJに問い合わせをしてきてください。

日本は高度経済成長期をとうに過ぎています。人口が伸び、国が豊かになっていった時代から、人口が減り、国が貧しくなっていく時代に入っています。人口が減っている時代には「今さらこのジャンルに新規参入はないよな」のビジネスが増えていきます。人口が減っているわけですから。

ここからはたとえ話。たとえば漁業。港に水揚げされた魚を効率的に物流に回したり、売り漏れがなくインターネットで購入ができたりするサービスなどができます。流通や通信、ITを使って新しいサービスが生まれてくるんですね。ただ、こういったビジネスというのは新規参入がされやすい。ひとつ成功したビジネスモデルができると、市場も拡大しますが競合も拡大していきます。

ただ、魚を効率的に配達する仕組みや漁港から直接販売をする仕組みはできたとしても、「漁業」から始める事業者ってなかなかいないと思うんですね。現実にいえば、漁業をやる会社さんは減っていく一方です。前述した「今さらこのジャンルに新規参入はないよな」の状態ということになります。

「今さらこのジャンルに新規参入はないよな」の商材を持っている会社さんは、一番ネットを頑張れば一番ネットで売れるわけですから話が楽です。これがレディースファッションとかスイーツとかアプリ開発とかもそうだと思うんですが、新規参入の会社がバンバン出てくるジャンルだと市場はレッドオーシャンになっていきます。「今さらこのジャンルに新規参入はないよな」は実はとても有利なんですね。

また「今さらこのジャンルに新規参入はないよな」の会社さんは元々ビジネス自体がアナログに留まっている可能性が高いので、うまくデジタル化すれば他社に一気に差をつけることができます。もし、自分の会社のビジネスが「今さらこのジャンルに新規参入はないよな」に当たるとすれば、積極的にインターネットに力を入れてみたらどうでしょうか。

ECMJの顧問先でも「この会社は、今さら他の新規参入はないだろうし、将来的にはネットで一番になれるだろうな」という会社さんがいくつかあります。人口減や不景気も悪いことばかりではありません。新規参入が減っていく分、楽です。