ECMJ(株式会社ECマーケティング人財育成)

集客を「原理原則」から学ぶ。Eコマースセミナーレポート①【no.1534】

 1月25日、ネットショップ道場を開催している新潟県の上越市さんでEコマースのセミナーをおこないました。今日はEコマースセミナーの内容について書いていきます。Eコマースセミナーに参加された方は復習にもなると思うので、ぜひ読まれてください。

*1月25日の上越市はムチャクチャ雪の予報

 東京で久々の大雪(東京にしては)が降ったのは1月22日。上越市さんでのEコマースセミナーは1月25日でした。あいにく24日の夜から25日にかけてとても強い寒波が到来し、上越市さんでも大雪の予報になりました。テレビの天気予報だと、ひと晩で1メートル近く積もる可能性があるとか・・。

 果たしてEコマースセミナーは開催されるのか。申し込みをしてくれている参加者の皆さんはセミナー会場まで来てくれるのか。そもそも、私自身が時間どおりにセミナー会場にたどり着くことができるのか。様々な不安の中で25日の朝を迎えたわけですが、上越市さんに最寄りの駅まで車で迎えにきていただいたおかげで時間どおりに会場に着くことができました。

*今回のセミナーのテーマは「集客の原理原則」

 心配していた参加者の皆さんもぞくぞくと会場に来られて、前から後ろまで会場がいっぱいに。前回(2017年2月)に上越市さんでおこなったセミナーは、ネットショップのマーケティングの根幹である「データ分析・活用」がメインでしたが、今回のテーマは「集客の原理原則」です。

 私自身この「原理原則」という言葉が非常に好きだというのもあるのですが、やっぱり大切なのは「選択と判断」をする力を自分自身で持つことだと思うんですね。

 インターネットをやっていると日々「ホームページリニューアルしませんか?」とか「インターネット広告かけませんか?」というような営業がきます。聞きなれない新しいマーケティング用語や話題になっているキーワードに流されるのではなく、その必要性や有用性を自分で判断できるようになることがポイントなのではないかと考えています。

*原理原則をおさえる。自社のパターンを知る。具体策を考える

 今回のEコマースセミナーではネットショップにおける集客の原理原則から具体策のイメージまでを参加された皆さんに持ってもらえるような構成にしました。

 まずは前述した「集客の原理原則」を押さえること。普段インターネット関連の情報を浴びていると、どうしてもトレンドワードばかりが耳に入ってきますが、まずはそんな枝葉の部分よりもマーケティングの幹や根っこの部分を押さえることが大切です。

 そしてネットショップの自社における「集客パターン」を知ること。どこでネットショップを運営しているか、ショッピングモールか自社サイトか。どんな商材を扱っているか、小売り商品かオリジナル商品か。また母体となるビジネスや実店舗があるかどうか。これによってネットショップの集客方法のポイントが変わってきます。自社がどのパターンに該当するかを押さえることが大切です。

 最後に具体策。このECMJコラムでは詳しく触れませんが、ここではECMJの顧問先様の事例を可能な範囲でご紹介しました。やはり「具体的にやっていること」だけではなく実際に「成果に結びついているか」も大事なので、私自身が良く知っている顧問先様の話を許可を得ている範囲でさせてもらっています。

*セミナーの中から「自社でできそうなこと」を見つけること

 大切なのは実行に繋げることです。セミナーに参加してセミナーの内容に納得してもらっても行動を起こさなければ売上につながることはありません。たったひとつでも良いので「自社でできそうなこと」を見つけること。

 参加された事業者さんは皆さん中小企業です。「戦略」から「組織」を決めることはできません。「組織」からいかに「戦略」を探していけるか、それが大切です。実際に自社の社内を思い浮かべてもらいながら、「〇〇さんだったら、この仕事をやってもらえるかな?」と考えながら聞いて欲しいとお願いしました。あくまで理想は「戦略」から「組織」ですが、中小企業はまずは「組織」から「戦略」です。

カテゴリー: 0.ECMJコラムALL, 8.Eコマースの集客

ishida

石田 麻琴 / コンサルタント

株式会社ECマーケティング人財育成・代表取締役。 早稲田大学卒業後、Eコマース事業会社でネットショップ責任者を6年間経験。 BPIA常務理事。協同組合ワイズ総研理事。中小機構販路開拓支援アドバイザー。