「リユース(中古品)×レンタル」がもしかしたら最強かもしれない【no.1596】

 最近のECMJコラムでも何度か登場している「リユース(中古品)」の話。リユース品は買い取り価格を自ら設定することができ(そして多くの場合、その金額で買い取れてしまう)、また自ら設定した販売価格で売ることができるので、商材によっては新品を販売するよりもよっぽど利益が取れてしまうビジネスだ、ということを書いた。

 もうひとつ「レンタル」という言葉が浮かんだ。いま風にいうと「シェア」といえば適切かもしれない。もしかしたらこれからの時代「リユース×レンタル」が最強のビジネスモデルになるかもしれない・・なんて話をしたい。

*レンタカー事業は儲かるのか

 「レンタル」にも様々なレンタルがある。思いつく限りだとレンタルビデオ、レンタルDVD、レンタルCD、このあたりはデジタル化の影響で市場自体が下降気味のようだ。じゃあウェディングドレスはどうだろうか。ウェディングドレスを買う人というのはごくまれで、ほとんどの人がレンタルをしている。私も結婚式の経験があるが、レンタルの金額は20万円くらいだった記憶がある。

 インターネットで調べてみるとウェディングドレスのレンタル相場は一般的に15万円~30万円ほど(20万円でも安い方だったのか・・)。ウェディングドレスの仕入れ原価がどれくらいなのかは果たして不明だが、販売価格の平均が50万円ほどのようなので、まさか1回か2回レンタルしただけで利益が出てしまうビジネスモデルなのでは・・?もちろん洗濯とかメンテナンスコストがあるだろうが。

 これがリユースのウェディングドレスがレンタル化していたら驚きの利益率になるのだが、そもそもあまりウェディングドレスを購入している人がいない。ということは、リユース市場もあまりない。リユース市場がしっかりあるものといえば「レンタカー」の方だと思う。

*レンタカーが300日稼働したとすると

 一般的なレンタカーの金額を例にとって考えてみよう。たとえばトヨタのヴィッツ。レンタカーの定番でもあるが、1日のレンタル料金は平均すると7,000円ほど。メンテナンスの日にちを入れたとして1年間300日稼働してくれたとすると210万円の売上になる。ちなみにヴィッツの現状もっともシンプルなグレードは130万円ほどである。この時点で、んんっ!

 問題はヴィッツがどれくらいもってくれるかなのだが、1日のレンタルで24時間走りっぱなしということはまずない。長く見積もっても8時間の運転。8時間の運転なら高速を使うだろうから、400キロほどだろうか。300日間、400キロを稼働するとなると年間12万キロ。メンテが行き届いていればまだ乗れなくもない距離だけれども、人に貸すことの安全性を考えれば限界か。

 となると年間210万円の売上に対して、原価130万円。なんだけども、実際は新車でも直接仕入れているだろうからかなり原価も抑えられているだろう。単純利益率として50%ほどだろうか。

*リユースは価格価値が一気に下がる

 ちょっとレンタカーの例はあまり良くない例(メーカーがレンタル事業をしているため)だったかもしれないが、ポイントはリユースの価格価値ということになる。ヴィッツの中古車相場をみると2年落ちで販売価格が半分になっているものもチラホラ。走行距離も2万キロに満たない車もある。5年落ちになると資産価値は一気に落ちるといわれ、新車購入時の20%~50%にガクンと落ちる。リユースとして使えるならばまだまだチャンスなのである。

 このあたり、「リユース×レンタル」に詳しい方はぜひECMJの方まで連絡をいただいて私にご教授願いたい。一杯ビールおごりますので。インターネットの世界で日本中からニーズを吸い上げて「リユース×レンタル」のビジネスができないか、検討してみても良いかも。ニッチであるほど利益が上がると思われます。