著者:石田 麻琴

ソーシャルメディアってなんだ?わたしの実例から教えるSNS活用。❶【no.1941】

 2010年くらいですかね。Twitterが日本にきて流行りだしたときに個人のアカウントを作成しました。そのアカウントでEコマースのノウハウや考え方(いまのECMJのコンサルティングの素みたいなもの)を書いていまして、フォロワー6万人のアカウントまで成長したんですね。当時は埼玉県に住んでいたんですが、埼玉県でフォロワー数5位になったことがあります。だから何だって話ですが。

 フォロワーを6万人まで増やしたこともあり、Twitterの活用についての講演も何本かさせていただいたこともあるのですが、けっこう「いやTwitterはマーケティングの手段のひとつですし」と斜に構えてあまりTwitterの活用について教えるみたいな仕事はやってこなかったんですね。もしかしたらひと稼ぎできたのかもしれませんが、自分の性格上仕方ない。

 その後、そのアカウントは「見る専」になり、フォロワーの数も2.6万人まで減り(フォローを外されたというより、アカウントが失効するんでしょうね)最終的にはイスラエルかなんかのハッカーに乗っ取られてそのアカウントは私の元から旅立っていきました・・。まあ、Twitterの活用の仕方(=ソーシャルメディアの活用の仕方)をコンサルティングとして伝えることはあっても、自分で運用することはないかなと思っていたんですが、実は去年の7月に通っているジムの専用アカを作成したんですね。

 その話をしていいですか?SNSの運用のコツの話と絡めて紹介していくので。

 以前、ECMJコラムに書いたか書いてないか、もしかしたら書いたかもしれませんが、去年の2月(2020年2月)からとあるスポーツジムにかよっています。入会当初は、4ヵ月(最初の契約の縛りが4ヶ月)通って面白くなかったらやめよーくらいの感じで考えていたのですが、みるみるハマってしまい(最初の緊急事態宣言中は休会しましたが)なんかこの楽しさをみんなと共有したい、というような気持ちになっていったんですね。

 このスポーツジム自体は友人に紹介いただいたものだったんですが、友人が使っているスタジオは私の入会したスタジオと違う場所。ひとりでジムにいって、ひとりで運動して、ひとりで着替えて帰ってくる。たまーにインストラクターさんが話しかけてくれて、少しだけ話して帰ってくる。でも、ジム自体はすごく楽しかったので、どこか満ち足りないものがありました。そんなときに見つけたのがTwitterだったんですね。

 きっかけは些細なことで、まあこんな仕事をしていますし、ソーシャルメディアをジロジロみる機会が多いのですが、スポーツジムの名前で検索をしてみようと。で、検索するとずらーーーーっとジムについてツイートしている投稿が並ぶじゃないですか。そしてツイートをしているアカウントが並ぶわけですね。「あーなるほど、みなさんこんなところにいらっしゃいましたか」と。こんな15年以上インターネットの仕事をやっていて、10年以上ソーシャルメディアを見続けていても、こういうことにすぐ気づくわけじゃないってのが人間の面白いことですよね。

 それでこのスポーツジム専用のアカウントを作成しました。この「専用アカ(垢)」というものも実はこのときに初めて作成しまして、ジムの情報だけを得て、ジムの情報だけを発信するならば専用アカをつくって方が良いだろうと。これはよくEコマースのコンサルティングでも伝えている「専門店化せよ」と同じ理屈ですね。ブランドをつくるならば対象顧客を絞った方がいい、といういつも書いている原理原則のアレです。

 で、いざ専用アカを作成したわけですが、最初はフォローもフォロワーも「ゼロ」なんですね。まったく無の状態。このまったく無の状態のアカウントを持つのが10年ぶりくらいでしたから、「はてどうしたものか?」と悩みました。(つづく)