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ソーシャルメディアってなんだ?わたしの実例から教えるSNS活用。❷【no.1942】

 ソーシャルメディアってなんだ?わたしの実例から教えるSNS活用。(前回はこちら)

 スポーツジム用の専用アカウント(専用アカ)を作成したわたし。最初はフォローもフォロワーも「ゼロ」はたしてどうする?―――が前回まで。

フォロワーの増やし方のコツは安心感

 まずはフォロワーを増やさなきゃいかんわけですよね。フォロワーを増やすためのセオリーは「まず自分でフォローする」。これは皆さんもご存じのとおりです。ただ、フォローをしまくったとしてフォロワーが追いつかない状態になると、「フォロー:100人、フォロワー:20人」みたいなイビツな状態になります。この感じになると「怪しいヤツ」と思われてしまうんです。

 大切なのは「自分がフォローした人が安心してフォロー返しできる」状態をつくること。そのためには「フォローとフォロワーの数が近いまま数を増やす」なんですね。そして「安心してフォロー返しができる」ようにプロフィールをわかりやすく書いておくこと。もちろんフォロワーを増やしてコミュニティをつくっていきたい場合ですよ。

 なので、フォロワーの増え方を確認しつつ、フォローを増やしていきます。そして、自分のプロフィールも何度も何度も書き直しました。ここは他の人のものを参考に、一番怪しまれないプロフィールを作成しました。いつからスポーツジムに入ったか、どこのスタジオに所属しているか。そして好きなレッスンの情報なんかも入れましたかね。「初心者なんで教えてください!」みたいなひと言を入れるのもポイントです。

場を盛り上げる人ほどSNSには好かれる

 次におこなったことは、「いいね」と「コメントする」です。SNSは面白いもので、「盛り上げる人」ほどアルゴリズムに好まれるようになります。TwitterのようなSNSの狙いって、「ユーザーがはりついている時間を増やすこと」なんですね。接触時間を増やすことでより多くの趣味嗜好のデータを収集することができるわけです。

 これはSNSを運用するときの重要な視点です。「ただ単に情報発信をする人」よりも、自分ではない他のアカウントに対して「いいね」をしたり「コメント」をしたり「リツイート」をしたりしてTwitterの場を盛り上げるアカウントほど、アルゴリズムには好まれます。情報を発信したときのタイムラインに表示される可能性も高くになるんですね。ソーシャルメディアを運用する人は覚えておいた方がいいと思います。

返信やコメントから人間性を探る

 ということで、フォローとフォロワーの塩梅を見つつ、ジム関連のツイートをしている人に「いいね」や「コメント」をしていきます。ただ、いきなり「コメント」しても「お前誰やねん」になるのは目にみえています。事前にその方の反応をみつつ、返信をくれそうな方を狙ってコメントを入れました。ウザい新入りに思われないように、爽やかで謙虚な感じに。

 ちなみにどうやってユーザーをフォローしていくかの考え方はシンプルです。スポーツジムのユーザーがフォローしている人をフォローしていけば良いだけです。同じ趣味嗜好をもっているはずなので、コミュニティができる可能性が高まります。この考え方はどんなジャンルにでも使えますよね。とあるお弁当屋さんが大手コンビニエンスストアの隣に店舗をガンガン立ち上げていったように、「すでにマーケティングされているものに乗っかれ」ばいいのです。

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石田 麻琴 / コンサルタント

株式会社ECマーケティング人財育成・代表取締役。 早稲田大学卒業後、Eコマース事業会社でネットショップ責任者を6年間経験。 BPIA常務理事。協同組合ワイズ総研理事。中小機構販路開拓支援アドバイザー。