ECMJ(株式会社ECマーケティング人財育成)

「事業規模・フェイズ別のEC成長のポイント」について【no.1971】

 「事業規模・フェイズ別のEC成長のポイント」について。

EC事業を成長させるために重要な2つの視点

 先日、w2ソリューションさん主催で、博報堂プロダクツさんとECMJの3社でセミナーを開催させていただきました。お話したのは「課題を先取りして着実に成長!事業規模・フェイズ別のEC成長のポイント。今回のECMJコラムは「事業規模・フェイズ別のEC成長のポイント」について。

 まずEC事業を成長させるためには2つの視点が重要だとお伝えしています。「マーケティングの原則と作法」と「規模・フェイズ別の課題の解決」です。

 「マーケティングの原則と作法」は、EC事業を成長させる上での「リテラシー」です。EC事業の売上がゼロのときも、理解しておいた方が良いことです。EC事業が年商100億円になったとしても、「マーケティングの原則と作法」を理解していなければ、それは組織や人材ではなく「他の何かの理由で売上が生まれている」状態であると言えます。特に大企業のEC事業は、事業をスタートした当初からある程度売上が出てしまいます。「マーケティングの原則と作法」を浸透させる土壌をつくることが大切です。

ボトルネックが「組織の崩壊や人材の流出」につながる

 さてもうひとつの「規模・フェイズ別の課題の解決」これが今回のテーマでした。ECMJが主に軸にしているのは「マーケティングの原則と作法」です。「規模・フェイズ別の課題の解決」についてセミナーで話すことは実はありませんでした。当然、「規模・フェイズ別の課題の解決」は避けられないので、定例会議の議題には毎回あがっています。EC事業には事業規模とフェイズによって、必ずボトルネックになることがあるんですね。EC事業の成長の行き先として、ここをしっかり押さえておきましょうと。

 で、なぜ「規模・フェイズ別の課題」について先どりして押さえておいた方が良いか。それはボトルネックをカバーできないと「組織の崩壊や人材の流出」につながるからなんですね。端的にいえば、人が辞めてしまう可能性があると。EC事業の成長過程で、物量や品質管理の問題、マネジメントの問題などが発生します。解決できなければ、しわ寄せが組織とくに特定の人材にいってしまうわけです。そうすると結果として退職の可能性があると。

 「規模・フェイズ別の課題の解決」。EC事業の規模が小さいときはマーケティングの課題が多くあります。中盤では物量の増に伴う仕組み化や外注化の課題です。そして規模が大きくなってくると組織マネジメントの課題が増えてくることになります。ここをEC専業の会社の「事業成長と課題」をモデルケースにお話しました。

事業規模・フェイズ別のEC成長のポイントセミナー

 今回、この「事業規模・フェイズ別のEC成長のポイント」のセミナーがとても好評だったので、ECMJの自社セミナーとして別に動くことにしました。参加されるみなさんの悩み・課題もお聞きできればと思うので1社限定での開催です。セミナー申込のページからぜひお申し込みください。「事業規模・フェイズ別のEC成長のポイント」の内容もお見せできればと思っています。

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ishida

石田 麻琴 / コンサルタント

株式会社ECマーケティング人財育成・代表取締役。 早稲田大学卒業後、Eコマース事業会社でネットショップ責任者を6年間経験。 BPIA常務理事。協同組合ワイズ総研理事。中小機構販路開拓支援アドバイザー。