ECMJ(株式会社ECマーケティング人財育成)

ECMJブログ傑作選「ハウステンボスの徹底」「キャンドゥの作戦」「龍角散のテレビCM」他【no.0636】

 さて、土曜日ですのでブログのまとめをご紹介していきます。

 今回も、「ECMJブログ傑作選」ということで、2015年の3月4月に書いたブログの中のいくつかを紹介していきます。どれも興味深い内容なので、逃していたものがあれば是非読んでみてください。今回の傑作選は、「企業のヒミツ」的なものを多くピックアップしました。

・HISの澤田社長がハウステンボスのスタッフにお願いしたこととは【no.0561】

 長崎のハウステンボスが、過去にどうにもこうにも上手くいかない時期があったことは、ご存じの方も多いと思います。元々はバブルの頃につくられたテーマパークです。そもそも、コンセプトと規模・商圏のバランスを考えれば、そもそも成功が難しかった施設だったのでしょう。そんなハウステンボスが、HISの澤田社長の手腕によって、急成長をしました。澤田社長が「何を徹底したのか」というのが、このブログです。

・キャンドゥの「ジグザグ作戦」。ちょっとした工夫に努力と「違い」が隠されている【no.0562】

 最寄りの駅ビルにある100円ショップ「キャンドゥ」で不思議な光景を目にしました。棚からお菓子を取ると、その次には違うお菓子の姿が、さらにそのお菓子を取ると、その次には最初に手にしたお菓子が、さらにそのお菓子を取ると・・棚には2種類のお菓子が「ジグザグ」に並べられていたのでした。よーく他の棚をみてみると、同じように商品が「ジグザグ」に並べられているところがあります。なるほど、キャンドゥでは意図的に、この「ジグザグ作戦」をとっているわけですね。

・改善活動は「市場のペース」より早く行う。まずは「競合他社のペース」を1点でも超えること【no.0564】

 「データをとって、毎日カイゼン」を継続していけば、事業は成長していきます。必ず、絶対といいたいところではありますが、限りなく「必ず、絶対」に近い99%。100%と宣言するには1%ほど足りません。なぜならば、ビジネスには「市場」と「競合」があるからです。自助努力も「自分のペース」ではなく、「市場のペース」「競合のペース」に合わせておこなわないと、川の流れからどんどん遅れをとってしまうことになります。

・「嫌なこと、でも本当はやらなきゃいけないこと」は、人にやらせる前にまず自分から【no.0565】

 「龍角散」をご存じの方も多いと思います。せき・のどに効くお薬を販売している会社です。「龍角散」のテレビCMをよく見てみると、被験者に「代表取締役社長 藤井隆太」と書いてあるんですね。そう、社長自らが被験者となって、テレビCM用のレントゲンを撮っているのです。「まずは自分から」というわけです。同じような話で、とんでもない営業セミナーに参加したという話を聞きました。なぜ、その方が営業セミナーに自ら参加したかというと・・

・うちのWEBサイトってどうですか?うちのデータってどうですか?という質問の答え【no.0568】

 なかなか期待されている答えをしづらい質問ではあります。技術的な意見や、流行的な意見、センス的な意見を求めているのであれば、個人的な考えと世間の潮流から答えることができます。しかし、「このWEBサイトは成功しますか?」という視点からの意見を求められているとすれば、定点的にWEBサイトやデータを見ただけでは「わからない」という答えになってしまいます。何事も時系列で変化をみていくことが重要ですね。そこに成功への道筋のヒントがあると思います。

・勝ち組と負け組が実践していることは一見すると同じ。しかし違うのは・・【no.0575】

 イチローが何か特別なトレーニングをしているかといえば、そんなことはないと思います。様々なトレーニング法を経験して、自分に合うものをやり込んだ上で「特別なトレーニングに作り上げた」ものはあるかもしれませんが、イチローのようになれる「近道のトレーニング法」はありません。それはどの業界も同じで、Eコマースも同じです。成功している人に何か特別な「ウルトラC」があるのではなく、同じことをしても成果が違うのは、アクションの「前後が違う」からなのです。この「前後の違い」を毎日続けているかいないかで、大きく成長が変わってきます。

 つづく。

カテゴリー: 0.ECMJコラムALL, 9.Eコマースこぼれ話

ishida

石田 麻琴 / コンサルタント

株式会社ECマーケティング人財育成・代表取締役。 早稲田大学卒業後、Eコマース事業会社でネットショップ責任者を6年間経験。 BPIA常務理事。協同組合ワイズ総研理事。中小機構販路開拓支援アドバイザー。