著者:石田 麻琴

「運」を呼びよせるために「徳」を積み重ねる。【no.1582】

 「運」を呼びよせるために「徳」を積み重ねる。

 人生も仕事も自分が思ったとおりにならないことが常です。中には思ったとおりになることもあります。また、思った以上の成果や僥倖がなぜか舞い降りてくることもあります。まあ、世の中なんてのは運と縁とタイミングによって成り立っています。明確に原因や根拠を示せるわけはありません。「運」を呼びよせるために必要なのは「徳」を積み重ねることではないでしょうか。

 もし過剰に自分のいまの状況が「良くない」と感じるとします。それは日常における「小さな」ことをおろそかにしているせいではないでしょうか。今回のコラムは「お前は観音様かい!」というような自分を棚に上げまくった内容です。いま一度私と一緒に振り返ってみましょう。

*トイレは汚れていないか

 大切なポイントのひとつはトイレが汚れていないか、です。自宅のトイレもそうですし、オフィスのトイレもそうです。おしっこが飛び散った後が残っていたり、陰毛が便座の裏っかわについたままになっていたりしないでしょうか。また、便器のヘリや奥が茶色く汚れてはいないでしょうか。朝から汚い話ですいません。でも汚いものが集まってしまうトイレだからこそ綺麗にしておく必要があるのです。

*デスクの上はちらかっていないか

 職場のデスクの上はちらかっていないでしょうか。トイレと同じく汚れているということは心が乱れている証拠・・・とともに、単純に探し物に時間がかかることになります。大切な書類を汚してしまう可能性もあります。また、外から(つまり他の人から)みたときに「うわー、この人(このお店とかも含む)大丈夫かなー」と心配させてしまう可能性があります。

*寝坊をしがちになっていないか

 生活がルーズになると、どうしても寝る時間と起きる時間がまちまちになっていきます。特に問題になってしまうのは起きる時間が遅く遅くなってしまうことです。生活サイクルは様々ですので何時に起きるのが最適なのかを論じることができません。個人的には仕事で家を出る1時間前までに起きられていないようだと危機感を持ちます。

*食べ過ぎ、飲みすぎる日が多くなっていないか

 10代20代の頃は食べまくって飲みまくっても翌朝元気に生活できた、というか学生やフリーターをやっていたものですからあんまり「他者に対する責任」がなかったんですね。だから食べまくって飲みまくっても迷惑をかけることがありませんでした。しかし、仕事を始めるとそうはいきません。固くなりすぎることもないとは思いますが、酒の匂いを漂わせたまま顧問先にこられたらクライアントさんも嫌じゃないですか。

*元気よく挨拶ができていないか

 声をきちんと出して挨拶をするというのは重要です。1日まったくコミュニケーションがなかったとしても心が通っている気持ちになれます。相手の目をみて、声をきちんと出して挨拶ができているかをかえりみてみましょう。「ちーす」「うぃっす」系は仲間うちだと良いとは思いますが、仕事となると微妙かもしれません。お互い協力しないと仕事は成果に繋げられないですからね。親しき中にも礼儀あり、です。

*決めなきゃいけないことを先送りにしていないか

 決めなきゃいけないこと、やらなきゃいけないことは心の中を占拠していきます。ちょっとしたこと、5分で終わってしまうようことでも他のことに気が向かなくなってしまうくらい心をむしばみます。結果、行動力が著しく下がり「運」が逃げていきます。決められないことは自分だけで悩まず、自分で判断ができないのであれば「人に聞く」という癖をつけた方がいいと思いますよ。自分の意見がないのは問題ですが、70%くらい考えて結論が出ないなら人の力を借りて良いと思います。

 ―――さあ、自分がおろそかにしてしまっている「小さなこと」。いくつか見つかったでしょうか。

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